灯ろうが倒れてませんか?
おはようございます。
但馬、豊岡市のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店のカズ(stoneman-ohkita)です。
昨日前真っ白だったこの堤防も、
とんでもない暖かった昨日の雨で、きれいに消えてしまい、
すっかり雪が姿を消して、
そろそろ春がやってくるのかな。。。という朝です。
でも、ちょっとその前に確認しておいた方がいいですよ。
灯ろうの倒壊。
雪がクッションになって石が欠けてないものもありますが、
倒れ方によっては、欠損してしまったり、
割れてしまったり。
特に丸墓前灯ろうが倒れやすいのですが、
角墓前灯ろうも倒れております。
古い灯ろうはセメント施工なので、劣化と同時に
目地切れを起こして、すでに部材が外れてしまっていたのかも
しれません。
でも、まだ新しい灯ろうもありましたね。
これは。。。
墓前灯ろうは安定が悪いので、
施工はセメントのみの「ノロ施工」ではなく、
セメント+接着剤の強化樹脂セメントでの施工をしていますが、
強い衝撃、経年劣化で倒壊してしまうこともあります。
丸灯ろうに関しては、「接着材施工」もあまり効果がない場合もあります。
シロ(設置面積)がすくないので、接着剤が少ししか施工できないのでね。
この角墓前とうろうなど、元々火袋の下場が設置面積が狭いにもかかわらず、
デザイン的に下場のカドを曲面になっているので、余計狭いんですよね。
先ほどの火袋が乗る火受ですが、ほとんどセメントが残っておりません。
樹脂セメントならば、倒れることもなかったかも、ですね。
雪が消えてきたので、ご自分のお墓の灯ろうを確認された方がいいかもしれません。
お彼岸で、お墓に行ってみたら、
「灯ろうが倒れて、隣のお墓に迷惑を掛けてるかも!!」ということも
あるかもしれません。