【天山石】比較すべきなのは大島石、庵治石ではない

天山石は大島、庵治と比較してはダメ

西日本で「お墓の石」として特に有名なブランドの石について書いてます連載の5回目。
今日は最後の石種「天山石」の特長を中心に書いてみたいと思います。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。

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お墓のアドバイザー大北和彦です

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」取得者です
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」の北近畿唯一の代理店です
☑ (一社)日本石材産業協会常任理事をしております

おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。

前回、いや前々回かな。「大島石」で書いたことですが、 大島石の特長は「見た目の美しさ」です。と極論を書いてしまいました。

極めて極論かもしれませんが、それだけでも十分なほどの魅力があるのが大島石です。でもって、この天山石というのは、その大島石の対極にある石と言ってもいいと思います。

「大島石」は見た目の美しさ、上品さ、エレガントさに対して「天山石」は質実剛健、金城鉄壁、堅牢堅固。まさに鉄壁の守りという感じです。硬くて、周囲や環境に影響されず、動かざること「山」のごとし、という感じです。(100%私の脳内妄想ですが。。。)

つまり、簡単に言えば、この天山石の一番の特長は「石自体の性質の良さ」だと思います。非常に強固で、吸水率が低く、比重が重い。この三つの数値はお墓に使うみかげ石にとってはどうやらとても大切な数値のようです。その数値が天山石は非常に高く、質が良いとされています。特に花崗岩でもある「みかげ石」と俗に呼ばれるグレー系の石では、日本でも最高の品質を持っていると思ってもいいくらいです。(色の濃い、緑系や黒みかげに分類される石を除くと、ですけどね)

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この石は本当に生まれがいい。石自体の性質がいいのです。ですから、石屋の親父さんとかが「自分のお墓をどれで建てるか?」と問われた時、よく選ばれる「玄人受けする石」でもあるのです。ですが、性質とは(天山石なら)どんな石でも違いはない、ということ。最高級の天山石でも一番価格がリーズナブルと言われる天山石でも性質はほぼ同じなんです。天山石であるならば、どんな石でも同じ性質なのです。

こういう石でお墓を建てたいと考えたとき、比較するべき石は「大島石」とか「庵治石」とかではありません。全く選択基準が異なるから。むしろ、この天山石を選ぶとき、比較すべき石というのは、外国産の同様の石です。同じような高い数値を示す石です。例を挙げるなら、中国産の石なら、間違いなく黒竜江省産出の「Kシリーズ」、インド産の石なら「アーバングレー」か「銀河(ANA)」「ℤⅯ」といった石になるはずです。

価格で選ぶのではなく、同じ性質の石で選ぶべきで、選択基準は「見た目の好み」と「どこで採掘された石か」という選択基準になるはずです。

 



雨漏りしないお墓~「信頼棺」®
大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「おおきた石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター試験」第1回(2級)試験に合格、その翌年から開催された「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、お墓についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。