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簡単に建てたお墓と手間暇かけて建てたお墓、どちらがいいですか?

おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。

先日、お休みの日に明石海峡大橋を見に行ってきました。
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牛尾啓三さんの作品が展示されています。正しく「Googlechrome」ですよね。

 

ところで、お彼岸明けに建墓予定のお墓ですが、外柵の加工しました。
外柵って、ほぼ外国(中国)で製作されることがほとんどなんですが、そのまま、来たまま施工される石材店がほとんどではないかと思います。そこにひと手間欠けるかどうかが、実は将来的にメンテナンスの必要が出てくるか、出てこないかを左右するんです。

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配達された状態の外柵の石です。関西なので、このような境界の石を加工だけの簡素な感じです。
これなら、設置するだけでいいじゃない、って思うと思います。素人考えではそうです。

でも、設置した時はよくても、5年後、10年後、15年後と経過すると、大きな差となって現れるんです。

まず、寸法が合っているかどうか、確認。それは基本です。

で、石の裏面を上にします(上の写真)
つまり、下の基礎コンクリートと接する面が上、ということ。

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要所要所をカットして、荒し(表面を削り取るという作業)をします。
ここにモルタル(セメントと水と砂を混ぜたもの)がしっかりと食い込んで、前後左右に動きにくくなります。

最近のお墓は基礎コンクリートをします。この基礎の上に外柵石を設置するんですが、石とコンクリートとは相性があまり良くなく、分離して動いてしまうことがよくあるわけです。それを防ぐ意味での加工です。

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更に石同士、石と基礎コンクリートとを強力に固定するため、このような金具を設置します。どちらも石材業界でよく使われているモノよりワンランク上の金具です。

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これ見てください。どちらもオールステンレス製の打ち込み金具(ウェッジ式と呼びます)です。
右2本は8ミリの石材業界では多く使われている金具。色が多少ボンヤリとしていますが、ステンレス製です。

そして、左2本がおおきた石材店が使用している10ミリのアンカー金具。光沢がヤバイですよね。
完全に「建築業界向け」の規格品です。超強力です。

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そのアンカー金具を固定するのが、このL金具です。通常のものの3倍の強度があるそうですが、触ると分かりますが、まず曲がりません。。。分厚い。。(^_^;)

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写真下のやつが業界標準の製品です。ステンレス製ですが、曲げようと思ったら曲がります。厚みが薄いから。

でも、上のごつい奴、絶対に曲がりません。厚みが厚いのはもちろん、上下に反りをつけてあるので、より強度が高く、そして、真ん中の半球状のへこみ。こいつで完全に曲がらなくなってしまっています。すごい強そう。。。いや強いです。

この製品を使用しております。

 

この細い石だけなのに、この金具ははっきり言ってオーバークオリティーではないかとちょっと私も思いますが、おおきた石材店にはこのアンカー金具とこのL金具しかないので、仕方ないです。。。

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さっきの石、横に倒して、アンカー穴を開けて、アンカーを打ち込みました。
一本の石に対して、3カ所。実は通常4カ所開けるんですが、構造上、3カ所にしました。
理由があるので。

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これをするだけで、半日かかります。

納品された石をそのまま設置するのとは、雲泥の差。でもこれだけ手間をかけると、それだけ、メンテナンスの必要のないお墓が建ちます。
いかがですか?

簡単に建てるだけのお墓と手間暇かけて、多少割高だけど、メンテナンスの必要が少ないお墓。

あなたはどちらがいいですか?

 

 



雨漏りしないお墓~「信頼棺」®

墓地の中に大量のステンレス金具が使用されています。

夕方更新の但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店の大北和彦です。

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昨日は私が所属している「但馬石材工業組合」の役員引継ぎ、及び4役会でした。
香美町香住区で美味しいタイのアラを頂きました。
久々においしかったです。(^O^)

 

さて、お墓の持ち主は知らないけど、お墓を建てるには常識の話。

いや、おおきた石材店の顧客様は知っている方が多いとは思います。
お墓と金具の話です。

ひと昔まえ、「お墓には金物を入れてはいけない」という因習というか、「墓相的な考え方」から来る常識という名の非常識がまかり通っていた時代がありました。いや、今も信じている人があるかも知れません。ですが、そんなのはホントに非常識です。

墓相の小さなお墓なら、百歩譲って、いいのかもしれませんが、通常のお墓では。。。

現代のお墓は巨大です。この巨大な石のお墓を前にしたとき、あまりの圧迫感から、時々思うこと。

「この石が落ちて来たら、きっと死ぬだろうな」という漠然とした不安。それを払しょくするために、いろいろな対策を施しております。その第一の対策として、金具で石を固定しております。

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墓地の一番外側を囲っている石を延石とか、外柵とか言いますが、その石の部材一つに4つの金具を普通設置します。
どうやって固定するかというと、

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右端、左端それぞれ隣の石と石同士を固定するのが普通の使用方法。当然、金具だけではなく、石同士は専用接着剤を使用して固定します。その上にステンレス製の金具で石同士を固定。

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赤丸の金具が左右の石との固定に使用している金具。

そして、青丸は、下の基礎コンクリートとその石とを固定するための金具(写真はまだコンクリート側にアンカーが設置されていません)。石同士だけ固定しても、石全体が基礎の上を移動してしまったら、全く意味がないので、このように基礎とも固定するため、金具を2カ所設置します。

合計4カ所の金具を設置します。穴自体はその倍、8カ所に空けます。

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今建てているお墓の場合、左右の幅、4.5m、奥行き2mの墓地内に何組の金具を使っているでしょうか?

正解は、16組です。16個の金具ですが、アンカーの穴を開けた数は32カ所です。32本のアンカーを使っているんです。こんなシンプルな延石なのですが、こんなに大量の金具を使用しております。

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「そ、そんなに大量に!!!」

 

はい、そうですね。しかもです。鉄の金具ではありません。

 

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これは、古いお墓のリフォームした時に出てきた金具です。10年以上前に建てたお墓の金具です。鉄製です。さびさびですね。風雨にさらされていたわけではなく、コンクリートの中に埋まっていたはずですが、コンクリートがひび割れて空気に反応して酸化した(サビた)のです。こういう状態になるので、今、お墓に使う金具とアンカーは「オールステンレス製」が当たり前になっております。

で、金具はステンレス製がいいとして、アンカーも大切です。

今、一番信頼性の高いアンカーは「ウェッジ式アンカー」と呼ばれるものです。

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こういう形状です。でも、強力です。一度打ち込んだら、絶対に抜けません。石を割ってしまわない限り。一度割って取り外したことありますが、ホントに強力です。

 

で、以前使っていたASアンカーと呼ばれるもの。

 

[#Beginning of Shooting Data Section] Nikon D200 2007/08/10 12:24:36.4 RAW (12-bit) ‰æ‘œƒTƒCƒYF Large (3872 x 2592) ƒJƒ‰[ ƒŒƒ“ƒYF Å“_‹——£F 200mm ˜Ioƒ‚[ƒhF ƒ}ƒjƒ…ƒAƒ‹ ‘ªŒõƒ‚[ƒhF ƒ}ƒ‹ƒ`ƒpƒ^[ƒ“‘ªŒõ 1/125 •b - F/2.8 ˜Io•â³F 0 EV Š´“xF ISO 100 Ždã‚ª‚èÝ’èF •W€ ƒzƒƒCƒgƒoƒ‰ƒ“ƒXF ƒI[ƒg AFƒ‚[ƒhF ƒ}ƒjƒ…ƒAƒ‹ ƒVƒ“ƒNƒƒ‚[ƒhF ”­Œõƒ‚[ƒhF ’²Œõ•â³’lF ƒJƒ‰[Ý’èF ƒ‚[ƒhE (Adobe RGB) ŠK’²•â³F ƒI[ƒg F‡‚¢’²®F 0‹ Ê“xÝ’èF ƒI[ƒg —ÖŠs‹­’²F ƒI[ƒg ‰æ‘œƒRƒƒ“ƒgF ’·•bŽžƒmƒCƒY’ጸF ‚µ‚È‚¢ ‚Š´“xƒmƒCƒY’ጸF ‚µ‚È‚¢ [#End of Shooting Data Section]

この形のアンカー。昔、おおきた石材店も使っていました。でも、これ、簡単に抜けます。特に、真ん中の部材が鉛のような柔らかい材質のアンカー、多くの石材店が使っていました。で、おおきた石材店も使っていたのですが、ホントに簡単に抜けます。今はさすがに使われている石材店は多くはないと思います。

 

こういう金具やアンカーって、お墓の不具合を防ぐ目的や地震による影響を最小限に抑えるために使うのです。当然ですよね。
であるならば、何でもいい、っていうのは理由になりません。より良いものがあるなら、そちらを使う。新製品が出たら、性能を吟味して、より性能がいいものを使う。
これは当然だと思っております。少なくとも、私は。

 

もちろん、おおきた石材店もかつて施工したお墓は、今の基準ではだめな方法を使っている場合はあります。ですので、可能な限り対処、対応させていただいております。より良い製品、よりよい手法を求めて行きたいと思います。

 

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雨漏りしないお墓~「信頼棺」®

お墓の基礎のコンクリート施工しましたよ。

おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店のカズ(stoneman-ohkita)です。
昨日は、久々の曇り。。。
というか、雨が降ってない日だったので、
懸案のコンクリート施工しました。

何しろ、
「弁当忘れても、傘忘れるな」という金言が代々言い伝わる
但馬地方ですから。
太平洋側の地域は快晴でも、こちらは、何かしら降っております。
2日間、しっかりと雨が降って、なかなか施工できなかったんですね。

というわけで、
0.6㎥のコンクリート施工です。

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なんだか、いたるところに穴が開いておりますが、
この墓地は地盤改良されていて、下に水が抜けないのです。
なので、次善の策として、
横、隣の墓地とのすき間、手前の通路などに
雨水の排水口を設けました。
早い話、お墓の外に水が出ればいいんです。
あまり長い間、墓地内に水がとどまるのは、
良くありません。

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大体、これで、0.3㎥。コンクリートの厚みは15㎝くらいはあります。

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コンクリートは21㎝の呼び強度。
生コンの柔らかさは8センチ。
採石のサイズは20センチです。

少々、量が少ないかな、って思いましが、
何とか全部で0.6㎥で、完成しました。

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塩ビ管を抜いて、完成です。
回りの穴は、水抜き穴です。

延石の基礎コン0.3㎥と合わせて、
0.9㎥の基礎コンクリートが6㎡のお墓に
埋まっております。

その中に、固定用のステンレス金具も設置。

石と石の固定用に6か所の金具。
延石とその下の基礎コンとの固定用に
6か所の固定金具。
合計12カ所の固定金具を設置しました。

さらに、
石同士は弾性接着剤で固定しております。

そして、全体のサイズですが、
墓地区画自体は2メートル×3メートルなのですが、
隣との境界は共有ですので、
隣のお墓の延石と当家の延石が接触して、
欠損することを避けるため、
延石全体のサイズを横10ミリ、奥行10ミリ
小さくリサイズしております。

この後、来週以降、お墓の設置ですが、
お天気とにらめっこだな。。。(^_^;)

 



雨漏りしないお墓~「信頼棺」®

石のズレ対策として②

先日、お墓の外周の石(外柵といいます)に4つのアンカーボルトを固定しました。

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これですね。
この石をお墓に設置しました。

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このように、お墓の正しい位置に設置して、
隣の石同士を固定するために(左端と右端)
まず先日の接着剤を充てん。

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これですね。

それから、金具でアンカー同志を固定します。
全てステンレス製なので、錆びにくい。
しかもこの後、すべてがコンクリートの中に埋まってしまうので、
緩む可能性もない。
と、完璧なのです。

 

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さらに、下気味に開けたアンカーに金具を装着。
そこにアンカーを打ち込んで、基礎コンクリートとも固定します。
これで、石だけズレる可能性も低くなります。

 

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そのための下のアンカーだったのですね。
これをそれぞれ、一番外側の石に空けて、基礎と固定させます。

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それそれ、固定して、完成です。

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全部で、このお墓に18組。18×2カ所なので、36本のアンカーが入っています。
アンカー自体と金具は全てステンレス製です。
なので、錆びにくい。

その後、コンクリート施工となります。



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