Q073~両家墓で気を付けること③
さて、両家墓をどこに、どうやって作るかを決めたら、(→→決める方法はこちら)
最後にしなくてはならないのは、今まであったお墓をなくす、ということ。
それに伴って、人間関係も清算しなくてはなりません。
お墓をなくす = お寺の檀家から外れる
ということを意味します。
もちろん、当てはまらないこともあります。
おそらく、すごく少ないでしょうが、
そのお寺が一日でも長続きするように、サポーターとして、
そのお寺の檀家になっているんです。
お墓はないですが、檀家としての努めは私の生きている間は
果たすつもりです。(豊岡市在住 Aさん 男性)
とおっしゃる人も中には、いらっしゃるかもしれません。
でも、
ごく少数でしょう。
ほとんどの方は
お墓をなくす = お寺の檀家から外れる
とお考えだと思います。
お寺にとっても、檀家さんからの収入は唯一の収入源です。
言い方は悪いかもしれませんが、
「檀家さんが減ることは死活問題なのです」
なので、お墓をなくす側のお寺との関係はこじれやすいです。
その部分を十分配慮して、お願いをしてみてください。
お寺の境内にお墓がある場合、
お寺さんに「改葬許可書」の作成にご協力していただかないと
書類が作成できません。
その部分十分配慮して、お願いして下さい。
離壇、つまりお寺のサポーターから抜ける、ということになるので
今までお世話になり続けたお寺に対して、離壇料というものが
発生する場合もあります。
はっきりと決まってはいませんが、これまでの経過を踏まえると
多少の離壇料の支払いもする必要があるかもしれません。
市営霊苑、民間霊園の場合、お墓じまいには書類上の手続きのみで
可能な場合が多いですね。
それでも、お寺との関係は上に書いたことを踏まえてご相談してください。