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Q338~海辺にお墓を建てたらどうなるの?

海が見える墓地にお墓を建てたら、
さぞかし見晴らしが良くて、素敵でしょうね。

おかあさん

そう考える人、多いのかもしれません。

でも、そういいことばかりでもありません。
海は海水、塩分を含んでおります。
で、塩分はお墓の石にはよくありません。

(※ 主に冬季荒れやすい日本海側の海を想定した記事です。この内容に会わない墓地もあります)

 

表面の光沢がくすんできて、最終的には表面の光沢が無くなってしまうこともあります。
実際、海辺の砂浜の近くの墓地で、お墓の光沢が全くなくなってしまったお墓を見たことがあります。

 

pose_ayashii_man

じゃあどうすればいいんだよ。
海水、海風、そして、砂浜というお墓の石には非常に厳しい環境なので、
出来れば避ける。
でも、
気に入った墓地、あるいは、自分ちのお墓はここだ、と決まっている場合も
他の墓地を見つける、探すって難しいこともあります。

次善の策として、
「石の種類を選ぶ」ということ。
石の中でも安山岩は海辺の墓地は避けた方がいいかもしれません。
安山岩よりも花崗岩(みかげ石)の方が、そう言う環境には強い傾向があります。
また、同じみかげ石の中でも、強い石とあまり強くない石があります。

石の選択、石を選ぶということが、次善の策。
その次の策は、
お墓の石に直接、海風、砂浜の砂、波しぶきが当たらない配慮、構造にする。

防風林とかがあればいいですが、なければ、
墓地内にその代用となるものを設置。
ということですかね。

で、それも無理なら、
最後の策として、

「磨かないお墓を建てる」

今のお墓はほとんどが磨いた光沢のあるピカピカのお墓ばかりですが、
かつては、お墓はそれ以外の方法のお墓が主流でした。
叩き、ビシャン、ノミ切、割り肌など
いろいろな仕上げの方法があります。
そう言った方法を検討してみるのも、一つの策です。

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この記事を書いた人

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。

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