石と石を固定するツール「礎(いしずえ)」
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店の大北和彦です。
晴天が続き、お墓を建てるにはありがたい季節ですが、手の甲と、首から上だけが
日焼けしていきます。日焼け止め塗っているんだけど、おかしいな。。。(^_^;)
お墓の石って横同士くっ付いているのは、金具で固定できますが、上下でくっ付いているのは、金具で固定しずらいのです。しかも、お墓本体は金具で固定はできない。見た目が悪いので。。。(^_^;) なので、金属以外の特殊なツールで固定する場合が多いです。
色々試してみて、今は「礎(いしずえ)」というツールを使っております。下の写真はその「礎」で固定している様子。丸い輪のようなものが「礎」です。この中に接着剤と3ミリ幅をキープするためのゴム板が入っております。その周囲、グレーのものが同じコーキング系の接着剤。白いものがシリコン系の接着剤。
別の角度から。どうしてこの丸い輪(礎)を使うかというと、接着剤は「圧着」すると接着力が増すと言われて言います。この丸い輪っかの中に接着剤を挿入し、上に石を乗せることによって、輪の外に広がろうとする接着剤が堰き止められ、圧力がかかって、「圧着状態」になる、という理屈です。
その上、竿石を設置するときは5枚使いで固定しています。一番力がかかるし、一番倒壊しやすいのが、「竿石」です。
しっかりと接着剤を装填します。
そして、竿石を設置して、完成。
上は「礎(いしずえ)」、基礎部分は「信頼棺®」での施工。非常に強固で丈夫なお墓になりました。
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