おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店の大北和彦です。
◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。
☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター１級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ （一社）日本石材産業協会正会員
☑ お墓の法律のプロ、「墓地管理士」取得
おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。
週末の雨が上がって秋晴れになりそうです。
今週から10月になりますが、こちらの墓地にお墓を建てます。
豊岡西霊苑の区画です。
草がかなりすごいです。
それと、通路から見てずいぶん高いです。
豊岡西霊苑はバリアフリーではないので、このように区画によって墓地の高さがことなります。
つまり、
設置する階段（階段を設置するならば。。。）高さや段数を調整する必要があるという事ですね。
上の写真から階段を想定すると。。。
ブロック一枚の高さが200ミリ、2枚と半分くらいなので450ミリ程度ですかね。この上に外柵石を設置するので、更にその高さが加わります。600ミリ前後になります。通常階段1段の高さが150ミリ程度が普通なので4段ということになります。
４段となると、一段の奥行きがおよそ300ミリとして、4段で1200ミリ！！
1.2ｍも階段に取られるとなると、墓地の奥行きの約半分近くが階段となってしまいます。これは本末転倒ですね。基本的に「豊岡市営霊苑の区画（奥行3m）」だと階段3段まで、が基本だと思います。
結局、このようになりました。墓地内部が外柵よりも少し低い変則的な構造になりました。いろいろ微調整して、３段半分の高さになった階段を３段に納めるため、墓地の内部を半分の高さ下げて設計したのです。
今ならもう少し別の構造にしていたかもしれません。
豊岡市営西霊苑はこのように、階段を何段設置しないといけないか、によってお墓の工事費用が変わってしまいます。東霊苑のようにバリアフリー設計で、どの区画でも同じものを建てることができるというわけではないのです。
古い構造のお墓にはそれを無視して、とんでもない階段を設置しているお墓がありますが、費用は抑えられても、お墓参りにリスクが高まります。
お墓参りする人のことを考えて、可能な限りリスクを軽減したお墓の構造を考えて、施工するのがプロの仕事だと考えています。
