兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

隣りにお墓が建っていると不安になる理由

    
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隣りにお墓が建っていると不安になる理由

豊岡東霊苑にお墓を建てさせていただくことになりました。

◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ (一社)日本石材産業協会常任理事
☑ 顧客満足推進委員会委員長

おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。

東霊苑と言えば、まだまだそれほど多くお墓が建っていないので、周囲が一切お墓が建っていない墓地もあります。さて、このT家のお墓は、というと。。。

ここです。隣にお墓が。。。

どうして、隣にお墓があることが気になるかというと。。。

隣の区画にお墓があるか、ないか

いろいろと問題が出る場合があるんです。。。

ここを掘り返してみて、確認しました。。。。

隣りのお墓に基礎コンクリートがありません。

市営霊苑は隣の区画とは隙間が一切ない構造です。左右が2m、奥行き3mの合計6㎡の広さですが、境界はなく、東霊苑に関しては境界を示すプレートのみです。このプレートを頼りに広さを自分で計算しなくてはならないのです。

ちなみに西霊苑は一応、境界はレンガが埋設されているので、そのレンガのど真ん中、つまり幅100ミリ(10センチ)のレンガの中心、50ミリ(5センチ)の位置が境界となるのですが、東霊苑はそのレンガもありません。

いうなれば、隣の墓地とは一本の見えない線で仕切られている、ということなんです。

なので、基礎コンクリートがあるか、ないかは実は大きな問題です。

基礎コンクリートがないのがなぜだめなの?

市営霊園の隣の区画にお墓の基礎がないのは、実はこちらのお墓工事に大きく影響します。

とりあえず、掘削してみます。

お墓全体、深さは300ミリ(30㎝)程度、掘っていきます。

結構な量の残土が出ます。おおよそ、3トンダンプ1.5杯程度。結構な量です。しかもこの土地は軟弱地盤だったのかどうかはわかりませんが、地盤改良しているので、とても掘りにくいのです。

それでも何とか掘削出来てきました。これで周囲に別のお墓もあったら、もっと大変だったでしょうね。

残土はすべて排出できたので、まずは掘った地面の底を転圧。普通の地面なら転圧はしませんが、石交じりの真砂土なので、まずは転圧してから、砕石を入れていきます。

そこで、隣の墓地の部分を見ると。。。

下の部分、きれいに掘削できてないの、分かりますか?

下の方、塊が残っています。

ですが、これ以上は怖くて掘削できないのです。隣のお墓の石がズレそうで。。。
最悪倒れてくるかもしれないのです。基礎のコンクリートの上に乗っていると大丈夫なんですが、ただの土の上なので、いつ倒れてくるか、いつズレてしまうか、ほんとに分からないのです。

基礎コンクリートのないお墓とは、こういう状態なのです。

この東霊苑、地盤が固いので、基礎がなくても大丈夫かな、と思ってしまいますが、上に乗るお墓の石はたくさんの部材を組み合わせて設置されています。それぞれがしっかりと固定するには、基礎コンクリートが必ず必要なのです。

この境界の部分、仕方ないので、このような中途半端な状態ですが、こちら側のT家の基礎工事、進めていきます。

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