【納骨口が狭い】意外と大変な対処
台風前の晴天??の日曜日、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店、大北和彦です。
「納骨口が少し狭いな。。。広げてあげてください」
とお性根抜きの際にご住職。
「はい、わかりました。」とお答えしながら、おタフタしておりました。
急に言われても。。。。
いや、そのあたり確認できてない私が悪うございます。
というわけで、
お墓のリフォームで、仮撤去したお墓の中台を
持って帰って、納骨口を大きく開けなおす作業を。
納骨口があるお墓の台の石です。
ひっくり返しておりますので、イメージしにくいですが、
あらかじめ開いている穴が小さくて、骨壺が入りずらいので、
サイズを大きく開け直します。
まず、刃を入れて、カットします。
不要な部分を取り除いて、だいたいの穴を開けます。
昔はこのままお墓に据付しておりましたね。
父の頃に建てたお墓はほとんどがこうなっております。
凸凹になっています。
今はこのままではまずいですね。
人造ダイヤモンドが埋め込まれた工具で成型していきます。
内部のガタガタがなくなるまできれいにします。
結構時間がかかって、1時間以上です。
こういう姿で加工しておりますが、
ほぼ石材の粉じんで真っ白になってしまいます。
かなりきれいになりました。
上の面のガタガタ(お墓に据え付けたら、内部になる見えない部分)
も直したいところですが、今回はできません。
このままでお墓に据直します。
ずいぶん納骨口が広く、奥行きもできましたので、関東型の大きな骨壺でなければ
納骨は可能だと思います。
今回、納骨口の穴を大きくする作業をしてみましたが、
ホントに粉じんがすごい、というのを再確認しました。
昔はこのような粉じんをマスクもせずに作業していたのですから、
体を壊すのは仕方なかったでしょうね。
マスクをしていても、粉じんがマスク内に入ってこようとします。
このように、
石材の加工は命懸けの作業です。
相手は重量も重たいので、素人が作業すると、石の下敷きとなってしまします。
また、
暑い時期にはマスクを装着するのも、決死の覚悟がいります。
ホントにそういう意味で、石材加工、お墓を作るという作業は
好きでないと出来ない、凄い厳しい作業でもあります。
少なくとも、石材を加工してくれている人には、中国人でも日本人でも、
敬意を表すことは、最低限したいと思いますね。