兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

「お墓を建てる前に知っておく6つのこと」

 

 <目次>

  1. お墓のこと、みんなで考えよう
  2. 墓地を探そう
    (※ もう墓地はありますという方は3へ)
    基本の公営墓地
    田舎ではほぼない「民間墓地」
    田舎でも多い「寺院墓地」
    都会では少ない「共同墓地」
    ほぼないはずの「みなし墓地」
    最近増えている「永代供養墓」
    豊岡近辺にほぼない「自然葬」
    「お墓」を購入するという意味
  3. お墓の形を決める
    和型のお墓
    洋型のお墓
    デザイン墓
    注意する点
  4. 石を選ぶ
    日本の石
    インドの石
    中国の石
  5. 日本の石、誰が作る
    「中国で作った日本の石」のお墓がどうして多いの?
    中国加工と日本加工、どちらがいいの?
  6. 外国の石はどこで作る
    日本の石材加工、墓石加工の歴史
    外国の石を日本で加工
    外国の石を中国で加工
    外国の石をインドで加工
  7. まとめ

1.お墓のこと、みんなで考えよう

みなさん、大きく勘違いされてませんか??

「子どもに迷惑掛けたくない」「息子に負担かけたくない」
そう思って、お墓を建てないと決めている人。そう、あなたのことです。お墓は、亡くなった方のご遺骨を納める場所ですが残された遺族のために建てるものでもあるのです。

残された家族に負担になるので「お墓は建てるな」って遺言に書こうかな。。。

そう思ってるあなた。あなたのためだけのお墓ではないですよ。残された家族のためのお墓でもあるのですよ。家族は多かれ少なかれ、あなたに依存しています。そう見えなくても、家族とは依存関係にあるものです。あなたの存在がなくなったら、家族の中で、大きな穴がぽっかり空いてしまうんです。

「こんなとき、父さんが生きていたらな。。。」
「母さんが生きていたら、何て言うだろうな。。。」

そういう時、行けばいつでも会える場所。相談できる場所。安心できる場所。残された遺族の心のケアが出来る場所です。あなたのためだけのお墓じゃないんです。

だから、お墓のことを考える時あなただけで判断するのではなく、あなたの子どもたち、あるいはお墓の後継者となる人を交えて相談してください。もしかしたらあなたと真反対の考えを持っているかもしれません。負担なんて考えていないかもしれません。むしろお墓を建てるべきだと考えているかもしれません。相談の結果、お墓を建てないという結論になってもいいと思いますが、独断で決めるのはよくありません。あなたのためだけのお墓ではないのですから。

 2.墓地を探そう

(※ もう墓地はあります、という方は飛ばしてくださいね。)

まずは、墓地を探そう

さて、お墓を建てようと考えた時、どういうことをまず考えておけばいいのか。いろいろありますよね。まず、お墓を建てる場所。まだ決まっていないなら、そこから始めましょう。

基本の公営墓地

その場所を「墓地」と呼びます。墓地をどこにするか。まず思い浮かぶのが公営墓地。市町村が運営する墓地のことです。豊岡市を例にすると、豊岡市は西霊苑と東霊苑と2つあります。どちらも、建てたいと思えば、建てることができるでしょう。(豊岡市営霊園についての詳細は、こちらへ)

さらに、民間霊園、寺院墓地、その他の墓地があります。

田舎にはほとんどない民間墓地

民間墓地、民間霊園はその名のとおり、民間企業が運営する霊園、墓地です。人口密集地にはほとんどありますが、豊岡にはほとんどありません。その他の墓地、霊園で需要をほぼ満たしているので、敢えて新しい墓地を作る必要がないというのが理由かもしれません。使用料は通常やや高め、宗旨宗派に関係なく建てられるのがメリットですね。豊岡市営霊苑の場合、建てる条件はさほど困難ではないですが、永代使用料は比較的高額だと言われています。

田舎でも多い寺院墓地

寺院墓地はその名のとおり、寺院、お寺が運営する墓地です。寺院の土地にある墓地で、管理者はそのお寺の住職かあるいは社寺総代会の役員が行なっています。使用料、管理料は割安な場合が多いです。(一部、都会の有名寺院は高額な使用料の場合もあります)ただ、その寺院の檀家となることが条件となっている場合がほとんどです。檀家とは簡単に言えば、そのお寺を運営するメンバー(会員)のようなもので、寺院のメンテナンス、新築、など必要とする費用は負担する必要があります。

都会では少ない共同墓地

共同墓地とは、そのコミュニティーに住んでいる人限定の墓地です。そのコミュニティーが運営していて、空いていて、その地に住んでいれば、利用できる場合があります。費用は比較的安くて、管理料も割安な場合が多いです。ただ、草刈、樹木伐採などの墓地のメンテナンスは日役(メンバーでボランティアでおこなう作業)で実施することが多く、休日がつぶれることも。田舎では多いですが、都会では少ない形態の墓地です。豊岡市では、地域に比較的多くあり、その墓地に空き区画があれば、そこの住人なら利用できる場合も多いでしょう。その墓地の管理者に問い合わせてみてもいいでしょう。

ほぼないはずの「みなし墓地」

更に、みなし墓地というものがありますみなし墓地とはお墓に関わる法律(墓地埋葬法)の施行以前から存在する墓地です。墓地ではないですが墓地として容認されています。いわゆる「墓地とみなす」ということですね。新たに新設は認められない場合が多いです。もし気になる場合は管理者に問い合わせてみてもいいでしょう。

最近増えている永代供養墓

それから、永代供養墓。お墓を建てるほど費用を掛けられない。お墓を建てたいけど後継者がいない、などの人のための集合墓地です。それ以外の墓地は基本、跡継ぎ(継承者)の有無が利用の条件となっている場合がほとんどですが、永代供養墓は継承者がなくても、利用できます。ただ豊岡に限った場合、公営の永代供養墓はありません。ほとんどは寺院が経営する永代供養墓となっています。この場合、まず檀家になるという条件が付帯する場合があります。それから一人分のお骨を永代供養してもらうのか、先祖代々の永代供養なのかで費用が違ってくる場合もあります。よくご確認ください。場合によっては、お墓を建てるより高額となる場合もありそうです。

豊岡近辺にはほぼない自然葬

それ以外の「樹木葬」「海洋散骨」等は、豊岡近辺ではあまり聞きません。ないとは言いませんが、ほとんどないのではないかと思います。

「お墓」を購入するという意味

あと、知っておかないといけないのは「お墓を買う」とか「墓地を買う」とか、よく言いますが「墓地」は購入することは出来ません。墓地は使用権を購入するという形で手に入れます。個人所有は出来ません。(ただ一部、個人の土地にお墓を建てている場合もありますが)なので、墓地の使用権(俗に永代使用料などといいます)を手に入れても安心してはいけません。
墓地返還しなくてはならない場合があるんです。なので永代使用権とはごまかしです。永代使用できる可能性のある権利の購入であって必ず永代使用できる権利ではありません。(管理料等を納付を怠ると返還しないといけない場合も出てきます)

 3.お墓の形を決める

お墓の形を考える時、基本は3つのグループに分けられると思います。和型、洋型、デザイン型ですね。

和型のお墓

和型神戸3重台

まず、和型。和型は大体の形は決まっているんですが、その地域によって多少の違いがあります。それぞれ地域によって微妙な違いがあり、それがいい所でもあり、悩ましいぶぶんでもあります。関西に多い形として、「京都型」「大阪型」そして、「神戸型」が有名ですが、「丹後型」というのもあります。あまり好きではないですが。。。他にも「岡山型」「広島型」「名古屋型」などといった形があるようです。

和型の特徴としてよい点は、背が高いので地面にそのまま建ててもそれなりのボリュームを感じる。周りの和型のお墓とほぼ同じなので、デザインは考えなくてもいい。安心して見ていられる。飽きが来ない。ということがいい点。逆に、悪い点として、周りと同じなので、目立たない。背が高いので、地震に弱い(ので地震対策は必須)。地震に弱いので基礎工事は特にしっかり工事しないと危ない、などの違い、特徴があります。それぞれの特徴をよく吟味しておくことが大切ですね。

次に「洋型」。俗にオルガン型とか横型とかいわれる形です。

洋型のお墓

洋型のお墓

こういうオーソドックスな形のお墓です。洋墓の特徴は「背が低い」ということ。これはいい面と悪い面があって、いい面は重心が低いので、地震に強い、ということ。実際、阪神大震災や東日本大震災でも和型より地震による倒壊が少ない、という報告があります。

悪い面は、同じく背が低いので、そのままではボリュームが小さく見える。お参りしにくい、という面があります。ですから上の写真のように私は多少、高くなるように台などの上に建てるようにしてます。これによって、目線が多少高くなり、背の低さのイメージを解消できます。

デザイン墓

オリジナルデザイン墓

デザイン墓は、ずばり、デザイナーさんがデザインした著作権のあるお墓の形です。

デザイン料が石代に上乗せとなるので、多少それ以外のお墓より高くなります。ただ、お墓の石の値段は基本的に「石の体積」×「石自体の単価」+「加工代」で決まるので、体積では背が低い分、小さくなりがちなデザイン墓は和型、洋型と比べてそれほど高いとは感じないと思います。

むしろ、多少高い値段と引き換えに、オリジナルな他にはないデザインのお墓を手に入れることが出来るので、むしろ人気が出つつあります。デザイン墓は東京など人口密集地から始まって、地方都市へと広がり、今はその他の地方に広がりつつあります。豊岡のような地方ではこれから増えつつある気がします。

注意する点

墓地によっては、デザイン墓を建てられない墓地、建てることは不可能ではないが、避けたほうがいい墓地、という場合がわずかですがあります。例えば、寺院墓地の中にはデザイン墓、洋墓は建てては困る、という寺院もあります。また、建てるのはいいが、ほとんどが和型で、非常に違和感がある、という寺院墓地もあります。そういった場合、拘りがないなら、周りのお墓に近い形にすることも選択肢に入れるべきでしょう。周囲のお墓とあまりにもかけ離れたデザイン墓というのは、その墓地の雰囲気を悪くする要素も出てきます。そういった景観配慮も必要な場合もあります。よくよく施工業者、霊園管理者とご相談の上、決めてください。

4.石を選ぶ

日本の石

庵治石の巨大な石

こんな話を聞いたことありませんか?

「日本の石はもうほとんど採れませんよ」「日本の石ではお墓は建てられないんです」といったうわさ。一部のお墓の営業マンが言っているように聞きます。

これは、全くのデマです。

日本でもまだまだ石はたくさん採掘されています。日本の石でお墓を建てることは可能です。いくらでも建てることはできます。写真は、世界一の高価なみかげ石と言われる「庵治石」の丁場での切削面での写真です。

ただ、取引ルートがないと取り扱えない石って言うのが実はあるんです。ですから、その石材店によっては取り扱えない石があるのは正しいです。日本石材産業協会発行の「国産墓石カタログ」によれば、日本で採掘されている石は41石種あります。すべて墓石材に使えるわけではないですが、日本にもまだまだたくさんの石が採掘されています。ちなみにおおきた石材店でよく取扱わせてもらっている石種をいくつかあげさせていただきます。

◆やさとみかげ(茨城県産)~関東で非常に良く使われている石。価格面で数少ない外国産の石と比較できる石です。関東方面で長い歴史ある石なので、お奨めの石です。年間採掘量3,000トンという国内屈指の採掘量を誇る茨城県の銘石です。


◆青木石(香川県産)~関西では非常に歴史ある石です。韓国材、中国材が入ってくるまでは西日本で多く使われていた石です。落ち着いた色目で女性に人気があります。この石が採掘される瀬戸内海に浮かぶ讃岐広島の青木地区にある心経山で弘法大師が修行していたことから「弘法大師ゆかりの石」と呼ばれています。私自身も非常に思い入れのある石です。


◆大島石(特級)~瀬戸内産出のみかげ石のうち最も有名でメジャーな銘石。古くから銘石という評判が広がり、各地の建造物に使われています。国会議事堂、赤坂離宮、愛媛県庁舎、大阪戎橋など。司馬遼太郎、正岡子規などの著名人のお墓にも使われています。私自身も非常に好きで、その良さが伝わるかどうか分かりませんが。。。こちらを参考にして下さい。
「お奨めの石は?」http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11123724844.html

◆庵治石(細目)~知る人ぞ知る世界一の高級墓石材です。その独特の模様、「斑(ふ)」は他の石ではほとんど見られません。また、糠目という一番目の細かい石は文字彫刻すれば、ほんとに素晴らしい文字が彫れます。ぜひ一度この石の良さを確認して下さい。
「世界一高価な庵治石ってどうなんですか?」http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11731441931.html


◆天山石(佐賀県産)~深い青さが特徴の国内トップクラスの吸水率の低さを誇る九州の銘石。艶持ちが極めてよく、変色しにくい。玉石状で採掘され、玉によって色の濃さ、目の細やかさが異なるので、石を合わせるのが難しく、価格を吊り上げる要因となっている。プロの石屋さんが声を揃えて「いい石」だという極めて玄人好みの銘石。

相対的に、日本の石は高価です。それは、採掘しにくい丁場(採石場)が多いこと。採掘という仕事が危険を伴い、敬遠されがちだということ。そのため人材が集まりにくい。採掘できた石のうち、実際にお墓の石にできる石はその一部でしかなく、それ以外は使われず廃棄されることが多い、ということ。こういった条件があって、どうしても高価になります。外国の石はその部分が費用がかからなかったり、人件費が安かったり、採掘が簡単な採石場が多かったり、様々な要因で外国からの輸送費を加えても価格が安くなることが多いのです。

インドの石

インデックス社が発行している「世界の銘石」というカタログ本によると世界中でお墓に使われる石は235の石種があるとされています。

今でも日本からたくさんの石が採石されています。また、中国は依然として、最大の墓石材採石国です。最近は中国より品質のいい石が採れると噂のインド。中国以前に最大の採石国だった韓国。ヨーロッパ、南米、アフリカ大陸でも良質の石材が採れます。もちろんその中で、もう使われなくなった石もありますし、日々、新しく採掘され始めた石もあります。特に大産出国のインドと中国では日々、変動しています。

その中で最近の流れとして、「中国の石が採れにくくなってきている」ということと「インドの石がその代わりに大々的に採掘されつつある」ということです。

インドの石ですが、「ブラウン系」なら、

ロイヤルブラウン

グレー系なら、

銀河
アーバングレー
バングレー
ベルガム

   

赤系なら、

インぺ

緑系なら、

rect8402

他にもインドの石は緑系が多いのですが、比較的リーズナブルな「M10」という石はデザイン墓でかなり使います。

黒系なら、

クンナム

通常、インドの石といえば、黒、赤、緑が有名で種類も多いのですが、おおきた石材店が多く利用するのはグレー系。その他の石はほとんど扱わないので、思いっきり割愛しました。ただ、デザイン墓には黒、緑系は多く使われるので参考程度に乗せました。関東、東北、九州地方はむしろ、黒、赤、緑が多く使われます。インドの石は濃い色の石のバリエーションが多いのがポイントです。

 中国の石

お墓の石といえば「最近は中国の石が多いらしいね。」とお墓のことをほとんど知らない素人の人でさえ答えるくらい、中国産のみかげ石は有名になっています。中国の石はグレー系が充実しています。なので、一時期、非常によく使われました。ただ最近、中国政府の政策として石材採掘を止めて土地の違う有効利用を進めています。そのため、中国沿岸部の良質のグレー系みかげ石がことごとく、採掘停止、あるいは廃坑となっています。

中国の石は正式名称はほとんどがアルファベット+数字。なので素人の人には分かりづらく、覚えにくいという欠点があります。ただ、それで名前を覚えやすいよう、という理由で石材店が個別に独自の名称で呼んでいる場合があります。名前がわかりやすく、という点ではいいことですが、紛らわしい名前を独自に(≒勝手に)つけているので、見積の比較はしづらいですね。また、なんという石か、わからなくなるので、どのレベルの何という石かが判明しづらい場合もあります。ただ独自の名称をつけても石のプロなら実物を見たらひと目で判別できます。

◆G623 世界一安いみかげ石として有名だった石。今は、そんなに安くないです。採掘停止前に駆け込み採掘した原石がまだまだ大量にあるといわれていますが、そろそろ価格がお手頃価格ではなくなりつつあります。代替品も出始め、すでによく使われる石ではなくなりつつあります。

g623s

以下の中国産の石は、いずれも現在採掘されていないようです。かつてよく使っていた石なのですが。。。

603b
ag98b
g614b

  

◆G614 お墓には使わないですが、外柵(お墓の周囲の石)とか石垣の石として利用価値が高かったんですが。。。価格重視の石材店ならお墓の石として使われている場合も。。このように、グレー系あるいは白系のみかげ石がことごとく採掘停止、あるいは廃坑となりつつあります。ですから今中国産のみかげ石で使える石がかなり限られつつあります。その中で私が使っている石は。。。<G688><G213>くらいでしょうか。。。

 5.日本の石、誰が作る?

もし、日本の石を使ってお墓を建てる、と決まった時どこでその石を加工するの、って考えたこと、ありますか?

「当然、日本で作るんでしょ?」「日本の石なら、どこで作っても同じでしょ?」「日本の石を中国に持っていって作って、また日本に持って帰ってきてそれからお墓にするって、ありえんでしょう。。。」いや、ありうるんです。むしろ、今日本の石のお墓のうち、中国で加工したお墓の割合は、7割とか8割とかあるようです。

「中国で作った日本の石」のお墓がどうして多いの?

どうしてそんなに。。。? と思われるかもしれませんが、事実です。その方が費用が押さえられるんです。人件費、それ以外の理由。。。詳しくは触れませんが、そちらの方が安いんです。

少し前まで日本で採れたの石を大量に中国に送り加工していました。そのお陰で、ほとんど産出される原石が中国に集中し、日本国内では探してもいい石がない、ってこともありました。本末転倒ですよね。その費用の差が中国が経済発展するにつれて、徐々に差が詰まりあまり大きな違いがなくなってきました。そうなると、日本の職人に作ってもらったお墓の方がいい、って人が出てきました。

中国加工と日本加工とではどちらがいい?

今、お墓の石の加工が出来る業者さんは自分のところで作っている一部の石材店さんと、庵治、岡崎、茨城という石材産地の加工工場くらいです。日本人が作ったの日本のお墓って非常に少数派なんですね。

そこで中国加工と日本加工ではどう違うのか? どちらを選んだ方がいいのか。

日本の加工業者さんは「お墓を作る」ということをよく知って加工してます。お墓が「祈り」の対象であり、大切なご遺骨を収めるための大切なものとして、お墓を考え、お墓を作ります。中国の加工業者さんは全員ではありませんが、「あくまで仕事として、出来ればいい、労働の対価」と考える人が多いようです。なので「お墓」ということに重きをおきません。更に見えない部分、場合によっては見えるけど目立たない部分でも手を抜いてしまう石職人、それを見逃してしまう工場があります。

DSC_0016

上の写真は中国加工の面取りです。
国内加工ではとにかくありえない太さです。この太さが完成後の仕上がりに大きな差を生みますね。これくらい分からないと思うのは素人の考え。よく見るとこの違いが大きいんです。また、寸法も違う時がよくあります。サイズが違うのでどこかで処理しないと収まらないこともあります。

このように、全く同じ日本で採れた石でも加工のレベルが大きく違うと仕上がりに大きな差を生みます。でも、日本の石をわざわざ使ってお墓を作ろうと考える人は加工も当然、ハイレベルのものを期待しておられると思います。加工したのは外国(中国)なのか、日本なのか、ということもしっかりと確認すべきでしょうね。さらに日本で作った加工でも全て同じではありません。こだわりの加工工場とそれほどこだわりはなく、数をこなしていく加工工場。しっかりと見分けられる石材店はそれほど多くはないと思います。

 6.外国の石はどこで加工?

さて、お墓を建てることは決まりました。お墓の石は外国の石で作ってもらおう、となったとき、そのお墓はどこで作るべきなのか。いや、どこで作ってもらったらベストなのか。
まずはその石が採れた場所に近い場所で加工してもらう、というのがありますね。

大まかに言って、日本以外でお墓に使える石が採掘できる場所は ① 中国  ② インド  ③ それ以外の外国 と3つに分けられると思います。それぞれ、その近くでは石材加工できる工場は多かれ少なかれあるはずです。ただ、技術的にどうか? インドは今、加工工場が徐々に成長し、日本のお墓の加工ができつつあります。実は昔から作っていたんですけどね。なので、最近はインド産の石をインド人が加工して日本に建てる、というお墓が徐々にできつつあります。私も実はおすすめしているんですが、実はインド人は丁寧に作ってくれるので、場合によっては、中国加工より精巧にできるという話もあるほどです。

ただ、一つ問題があります。

輸送コストと輸送時間です。お墓の石は重たいですし、かさばるので、コストと時間、どちらもかかるのです。なので、お墓の石は採石できる場所が近いほど有利です。採石地も近い方がいいし、加工工場も近い方がいい、施行場所も実は近い方が安上りです。

日本の石材加工、墓石加工の歴史

日本のお墓を作る、という歴史はまず近い場所で、得意な人が作る、ってことから始まったのだと思います。

① まず、ごく近い場所で石の採れる場所に加工する石材店さんが出来た

② それから、船とか車で輸送できる交通の便のいい場所での採掘、加工の石が使われ始めた

③ インフラが整備されてきて、輸送コストがだんだん下がってきたので

④ それがだんだん遠くになって、日本を飛び出して、韓国で採れる石を韓国で加工して日本に輸入

⑤ 今は中国の石を中国人が作り日本に輸入

になって、それも、そろそろ曲がり角に来ているのが、今の日本のお墓の現状なのです。今後、インドの石をインドで作って、というお墓は増えてくるでしょう。でも、それより遠くになることはないんじゃないでしょうか。理由は、まず納期。時間がかかりすぎる。輸送コストを考えると飛行機は無理ですね。今は船で輸送してます。そうなると、1か月以上、かかりますよね。輸送だけで。それはない、ありえない。当然輸送時間だけではなく、輸送コストも跳ね上がります。今回のインドが加工の最終地点となるでしょう。(距離的にね。。。)

インド、中国より遠い外国の石をその近くで加工して、日本に輸送する、という選択肢はないと思います。では、どこで加工していくか。。。

外国の石を日本で加工

早くて、丁寧、品質は高いけど、値段も高い。それと、かなり石の制限があります。日本にある外国の石、という条件があります。種類が限られる、ということです。輸送コストの話で言うと、日本国内は近いので安いだろうと思いますが、単体(一基分のお墓のみ)で輸送するので、逆に高くなる場合もあります。中国、インドなどから輸入する場合は、数十基分まとめて運ぶので、割り勘で安くなるんです。それに日本で石が採掘されているのにわざわざ外国の石を使う必要があるのか? という問題もあります。

外国の石を中国で加工

日本よりも遠いので時間が掛かる。品質は場合によっては多少落ちる。でも、値段は安い(今のところ、ですが。。。)。品質はいいものからあまりよくないものまで様々です。いいものは加工コストも高いです。中国は世界の工場といわれるくらいなので、世界中の石が集まっています。石の種類の制限はほぼない、と考えていいと思います。中国加工の最大のデメリットは1、2月の加工が読めない、ということ。春節祭(旧暦のお正月)の影響で、中国人は帰省という民族大移動をします。工場がストップしてしまう。その後、熟練工が帰ってこなくて、加工レベルが下がる、というのが今の中国加工の現状。徐々に解消されてくるとは思いますが、ここ何年かは変わらないはずです。
それに「コロナ」の影響でスムーズに輸入できるか、という問題。それに中国という国のリスクもあります。

外国の石をインドで加工

かなり時間はかかる。でも品質は高い。値段は安い。当然インドの石でという条件は付きます。がしかし、今後中国の石から、インドの石にシフトしていくと思われるので、その点では問題はないと思います。一番のデメリットは時間がかかるということ。コロナの影響はいつまで続くか分からないですが、中国よりもリスクは高いかもしれませんね。

この中から、それぞれの施主さんが選んで、お墓を作っていく、そういう時代になるような気がします。「四十九日までの建墓で」なら、インド加工はなし。日本か中国。中国もかなり厳しいので、私なら日本の加工、あるいはすでにできているお墓のいずれかに。「2か月以上の期限がある」のなら、加工の場所はどこでも行けます。あとは予算と施主さんの考え、思い次第ですね。一般的に、時間のないお墓の建墓はあまりいいものができにくい傾向にはありますが。。。

7.まとめ

いかがでしょうか。ずいぶんたくさんのことを書いてしまいましたが、私の感覚では、実際にお墓を建てるにはこの倍以上の情報から取捨選択しなくてはいけないはずです。それだけの情報を「右か左か」と選んでいくのは、かなり大変で、かなり疲れる作業です。でも、それを経ないと「満足できる」お墓は建ちません。

お墓を建てるあなたも大変な重労働ですが、それを提示する私たち石材店も生半端なことではできません。おおきた石材店に関しては、ご提案する際、金額のわかる見積書も最低でも3枚。通常その倍の6枚~10枚くらい。多い時には20枚を超えた時もあります。しかも、その「見積書」を解説した「見積解説書」を最低でも10枚。平均20枚くらい。多い時には30枚越えることもありますが作成します。それほどの情報と時間と労力を要するのです。当然です。高額なお墓を建てるのですから。
でも、聞いた噂ではたった一枚の手書きの見積書のみで金額のみ提示して、これしかないです、というような提案をする石材店もあるそうです。さて、どちらが信頼できる石材店なのでしょうか? 私なら一目瞭然ですが、そうではないですか?

ここまで読んでいただいたあなた。おそらくお墓を建てたいとお考えなのだと思います。もう1万文字を越えています。それでも読んでいただいたあなたにお伝えしたいことがあります。
お墓に関することはおそらくどんなに考えても、分からないことが残ると思います。

まだわからない、納得できないことがもし仮にあるなら、私に直接、お電話ください。おそらくほとんどのことはお教えできると思います。

でも、ご心配なく。

電話番号が分かったから、後から営業電話を掛ける、というようなことは一切致しません。

強引な営業を掛けるということも決してしません。

なぜなら、そういうの、私が一番嫌いだから。絶対にしてほしくないから。しかも時間の無駄だと思っているから。そんな時間があるなら、ホームページに記事を一つ書いた方がいいから、です。

ここまで読んでいただいたあなただけへお届けします。完全無料のお墓に関する無料電話相談ダイヤルです。スマホからご覧のあなたは、下の「無料電話相談ダイヤル」と書かれた部分をクリックしていただけたら、私のスマホに繋がるようになっています。移動中、作業中の場合、出られないことがあります。どうか時間を空けてもう一度ご連絡ください。知らない番号で着信があった場合はこちらからかけ直すこともありますが、それ以上の営業活動はご了承がない場合、しませんので、ご安心してお電話ください。

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