ホームぺージ、リニューアルしました

    「間違った文字」を彫刻し直す4つの方法

    おはようございます。

    但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店です。

    dsc_0026

    朝焼けの日は、天気は下り坂、と、ばあちゃんに教わったので、
    今日は、午後から天候が下り坂のはずです。
    (^_^;)

    ところで、
    副碑の文字が間違っていた、あるいは、戒名が変わったので、彫り直したい、という場合。

    いくつか方法があるんですが、

    ① 違う文字を穴埋めして、新たにその上から彫り直す
    ② 副碑そのものの厚みを文字が消える程度、削り直して、新たに彫り直す
    ③ 文字が彫ってある分をカットして、作り直す。(横幅を狭くする)
    ④ 新しく作り直す

    大体、この4つの方法があると思います。
    その中で、お客様に選んでもらうんですが、
    大概「おすすめは何ですか?」と聞かれます。

    ずばり、
    ですね。
    費用は掛かりますが、一番ベストだと思います。

    ただ、国産の石だとか、サイズが大きいだとかすると、けっこうな金額になりますので、①~③の中から、ということになります。


    ③は1人しか彫刻してない、というような場合しか、できないので、2人以上既に彫刻してある場合、①か②ということになります。

    ①は費用は一番安いのですが、
    詰め物をして、その上から彫刻しなおす、ということなので、
    施工後、劣化で剥離、離脱する可能性が結構ありますね。また、だんだんその「つめもの」が劣化して周囲の石と違ってきて目立つ、ということも。

    ②は薄くして、新たに彫り直すので、
    彫刻代+加工賃が加わってくるので、費用はけっこう高いです。でも、完全な形で作り直せます。
    欠点は、薄くなるので、台の石のはめ込みとサイズが合わなくなり、クサビ、あるいは、何らかの細をしなくてはなりません。安定感が多少劣る可能性は否めません。

    今回は、②で再加工させていただきました。

    img_20161003_175751
    加工前の写真

    一人だけ、彫刻してあったので、③でも可能だったんですが、サイズが小さくなるのは、ちょっと、ということで②を選ばれました。

    ちなみに、こちらは、瀬戸内海、丸亀で採掘される「青木石」なので、④は費用が多少高額になりますが、中国産のみかげ石なら、場合によっては、④と②はほとんど値段が変わらない、ということもありますので、ご留意を。

    dsc_0005

    持ち帰って、磨き直し。

    dsc_0009

    お客様に文字の原稿を確認していただいて、オッケーなら、あとは、文字彫刻するだけです。

    (2022年11月 追記)

    現在、おおきた石材店では「地震対策」を念頭に副碑(戒名碑、法名碑)」の耐震施工を実施しています。そのため、耐震ボルトを貫通にて施工しているため副碑の磨き直し等は出来ません。文字の彫りなおしの場合、 ①の文字の埋め直しか④の新規作製しか対応できませんのでご了承ください。

    なお、以前おおきた石材店にて建墓した副碑で耐震ボルトの入ってない施工の場合は以前の②や③の方法もできます。

    この記事が気に入ったら
    いいね または フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

    目次