Q351~関東のお墓から関西のお墓(納骨堂、永代供養墓等)に引っ越しするときの注意点
関東のお墓にある遺骨は大きい場合がほとんどです。
関西のお墓でつかわれる骨壺は大体このサイズです。
大きいものでも6寸、7寸というサイズです。
関東だと、全骨納骨の場合が多いので、このように巨大な骨壺もまれにあります。
通常でも関西よりも大きい骨壺を使います。
ですので、壺ごと納骨というのは、難しい場合が多いですね。壺から出して、納骨袋に移して納骨、というのが現実的です。となると、どこで、骨壺から納骨袋に移すのか?という問題ですが、
①お墓から骨壺を取り出した時点で、運ぶのが困難、大変だと感じられた場合は、その場で、納骨袋に移すという方法がまずあります。
納骨袋を用意しなくてはいけないのですが、1枚でおそらく入るとは思いますが、場合によっては2枚必要なこともあるかも。納骨袋はサラシのものだと、基本2,3年程度しか持ちません。その後は袋が風化してボロボロになり、お骨が袋から出る、状態になります。壺から出して、袋に移す際は「手袋」をされることをお勧めします。
手袋はビニル製のものか、礼服時に着用する白い手袋を。
②お墓から取り出して、そのまま新しい墓地、あるいは納骨堂、永代供養墓等に持って行く場合、車で移動する場合も、電車等公共交通機関で移動する場合も、「壺が割れてしまう」ということを想定して、壺がすっぱり納まるビニール等の袋、あるいは、風呂敷などをご用意しておかれた方がいいと思います。その上で、その壺がすっぽり入る鞄などに入れて持ち運びしましょう。その形のまま持ち運びするのは、円筒形なので、滑りやすく、落とす可能性があります。
以上のことに注意して、移動しましょう。自信がない場合、石材店によっては、「墓地」から、指定の場所まで「遺骨を運ぶ」サービスをしてくれる石材店もあります。
また、郵便局の「ゆうパック」なら送ることも可能です。