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    Q177~地震に強いお墓を建てるには?⑤~お墓本体は?

    お墓本体の耐震を考えた場合、
    お墓本体の石と石を固定する方法として、

    〇金具固定タイプ
    〇免震具+接着剤併用タイプ(免震具単独タイプ)

    があります。

    私自身は、最初の免震工法としては
    「流石」(さすが)というメーカーのソフトファスナーという製品を使ってました。
    ですが、施工がややコツがあり、
    一度ズレて据えてしまうと、すべてやり直しというのが嫌で、
    現在は「絆」という製品を使用しています。

    ソフトファスナーは単独免震具タイプです。
    絆は免震具+接着剤併用タイプです。

    DSC_0017

    ◇ソフトファスナーは免震具自体が接着力を有しています。
    非常に強力でなおかつ、それ自体がとても伸びるので、
    どこまでも伸びていきます。
    強くて瞬間的な力には強い保持力を有しますが、
    弱い力を徐々に長時間かけると広がる性質を持っているようです。
    なので、解体も可能です。

    一旦据えてしまうと微調整が難しいので、
    正確に正しい位置に石を下ろさないといけません。

    ◇絆はその免震具自体は接着力はありません。
    ただ、石と石との間に挟んで下からの強い力をそれ自体が吸収して
    上に伝えにくい性質があるようです。

    一旦据えた後でも、接着力がないので、微調整は簡単です。
    内部に弾性接着剤で固定します。

    いずれも3ミリ程度の隙間ができるので、シールする必要があります。
    つまり、
    この3ミリのシール(コーキングシール)してあるのが、耐震施工の証です。

    シールとは??

    内部の免震具、接着剤を外部の空気接触、水分侵入を防ぐため、
    シーリング剤というもので隙間を塞ぐ行為。
    建築などでは普通に行われている施工方法です。

     

     

     

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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