兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

お墓の地震対策②~ゴムとの出会い

    
\ この記事を共有 /
お墓の地震対策②~ゴムとの出会い

こんにちは。但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、お墓ディレクター1級のおおきた石材店です。
今日は地元組合の新年会です。これで新年会も終わりです。年末年始、いろいろありましたが、やっと通常モードという感じです。

 

前回、お墓の地震対策のうち、「耐震」という方法で、「金具固定」の方法をご紹介しました。(昨日の記事はこちら)この方式は、けっこう古くからあり、様々な手法があり、各石材店で独自に編み出した手法もあったりして、ホントにいろいろなんですが、お墓の石に穴を開けないといけないという手法が、どうしても私はイヤでした。

 

もう一つの手法は、石と石の間に何らかのものを挟んで、接着するというもの。これに何を挟むか、でいろいろあるわけです。

 

何かを挟む方式

 

私は最初の耐震施工として利用したのは、「プチルゴム」でした。このプチルゴムはそのもの自体に接着効果があり、石の重さである程度つぶれたゴムが強い接着効果を出す、という性質のものでした。

 

設備業界などで利用されいている材質で、特徴としては、「大きな力を一気にかけた時は動かないが、力をじわじわとかければ動く」という特殊な性質があって、しかも、経年経過後も硬くならない、というお墓の石の地震対策にはふさわしい材質です。地震と同じ状況でテストした結果も「震度7弱」までは耐えられる、という業界内でも最高レベルの結果を残していて、しばらく私も使っておりました。

 

ですが、一つ欠点があって、「一度でドンピシャに据えなくてはならない」ということです。

 

一発で施工しないと、ズレて施工すると、微調整ができないのです。これはずいぶん苦労しました。通常カニクレーンはラジコン操作するのですが、ラジコンでは正確に施工できず、クレーン操作が一人、施工が二人体制で施工しておりました。苦労した思い出があります。ズレて下ろしてしまい、全てやり直ししたことも何度かありました。

 

苦労して施工していた時に出会ったのが、「絆」という製品でした。

Copyright©おおきた石材店,2024All Rights Reserved.