どこでも起きうる~「お墓倒れ、園児重体」(長野)
「お墓倒れ、園児重体」(長野県)
というニュースがネットで流れました。
とうとう、こういう事態が起きたか!!
という気がします。
Googleのストリートビューで確認させていただくと、
その保育園のすぐ近くに「お墓」があります。
そのお墓の石が倒れたかどうかはわかりませんが、
特に、古いお墓ほど、固定されていない可能性が高いのです。
また、
自然石を利用したお墓は最近はほとんど見ませんが、かつてはたくさん使われていました。
理由は加工しなくていいので、安く作ることができるから。
ただ、自然の石は形状が様々で、
お墓の石として、使った場合、不安定で倒れやすい場合もあります。
こういう形のお墓ですね。
見た感じで、不安定なのは分かると思います。
今なら、
台石との接地面積を広くしたり、
上の石と下の石の間に固定させる金具等を設置などを施しますが、
昔のお墓はただ置いてあるだけ。
触れば倒れることは誰が見ても明らかです。
逆に、こういう形なら安定して、いいお墓(倒れないお墓)となるわけです。
同じ自然石を使ったお墓でも、その形状で、
非常に危険なお墓となったり、
むしろ安定したいいお墓(倒れないお墓)となったりします。
今回の事故の場合、新しいお墓ではなく、
このような古い、もしかしたら自然石を使ったお墓だったのではないかと
考えます。
こういうお墓は田舎ではよく散見いたしますし、
この古いお墓に「倒れにくい対策」をと言っても
かなりの費用を負担しなくてはいけなくなります。
むしろ、お墓などを「遊び場」にしない
というのが現実的な対応なのかもしれません。