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    木下家お墓移転工事③~外柵の石、準備が大事です

    おはようございます。春の嵐の一日です。昨日、お墓の下の部分、大事な部分はひと段落して、良かったなと思っています。

    目次

    外柵石の準備①~仮組

    外柵石、つまりお墓の外回りの石を仮組します。これの意味は、全体のサイズを計ったり、不具合がないか確認したり、いろいろな意味があります。

    現場に持って行って組んでみて、サイズが短かったり、長かったり、角度が悪かったり、そういうことがあると、現場で直さないといけません。最悪、短かったりするとそこで工事がストップしてしまいます。全く無駄な時間が発生するので、予め施工と同じ状態に仮に組んで、確認するのです。

    すっごい手間ですよ。行っちゃあ悪いけど、邪魔くさいですよ。でもしておいた方が絶対いいのです。

    更に、こういった外柵石って、お墓の一番外側を囲っている石です。

    つまり、このお墓はここまでですよ、という石なんですね。一番外側なので、お墓を守っている石ということもできます。この石は一番外部の要因に影響されやすい石でもあります。

    ズレたり、動いたり、中から押し出されたり、とかもあります。ですから、今では石同士、石と下の基礎とをボルトと金具で固定するのが、当たり前になっています。数年前までは当たり前ではありませんでした。そして、ごく最近まではとりあえず金具とボルトで固定するけど、とりあえず、だからね。。。的なレベルでした。

    それをよりレベルアップして、建築工事のレベルまで上げてきています。

    外柵石の準備②~固定金具の穴開け、ボルトの打ち込み

    ボルトだけでも下が現在の石材業界の標準。上が一回り太いおおきた石材店が使っているボルト。明らかに太いですよね。下のボルトでは、簡単に曲がってしまうんです。石って重たいから。石の重さに耐えるだけのものではなかったんですね。

    必要な場所にそれぞれステンレス製のアンカーボルトを穴を開けて打ち込みました。

    2人で持ち上げられる程度の重さの石なんですが、それでもお墓を守ってくれる石ですから、しっかりとガードしてもらうために、しっかりした金具で固定します。

    固定金具も上の写真。以前は写真下のものをおおきた石材店も利用していたんですが、現在は上のものを使っています。触ったらわかるんですが、全然違うんです。強度が。。。
    下の金具はハンマーなどで叩いたら曲がるんですが、上のものは多分曲がらないです。重たい石でもしっかりガードできる金具です。

    さて、準備がこれで終わったと思ったら大間違い。。。

    外柵石の準備③~下面の荒らし加工

    外柵石って、基礎コンクリートの上にモルタル(セメントと砂、そして水を混ぜて練ったモノ)を挟んでその上に据えるものです。

    モルタルって固まると、下の基礎のコンクリートの微細な穴に成分が入り込んでしっかりとフィットします。モルタルとコンクリートの違いって、砕石が入っているか入っていないかの違いしかないのです。成分はほとんど同じです。ですから、固まると分離しにくいです。成分が同じなのでね。

    でも、上に乗る石って、モルタルとは成分がかなり違うんです。だから、乾燥して固まっても、強い衝撃を受けると分離しやすい性質があります。成分が全然違うから、ですね。

    まっ平の石の下の面だと、モルタルと分離してしまったら、その真っ平なので、簡単にずれてしまうんですよね。まっ平同士だから。

    それで、タイヤの溝みたいなくぼみを石の裏面に作ると、凸凹になって、分離しずらくなるし、分離してもずれにくくなります。そのために、石の裏面に凸凹を作ります。これを「荒らし作業」と呼びます。

    上の写真、延石の裏側を上にした写真です。荒らし作業が完了してますが、分かりますか?

    汚い赤線ですいませんが、赤線で囲っている部分は荒らし作業してあります。

    タイヤのように回転するわけではなく、固定しているので、このように一部でも十分荒らし作業になります。

    このように、外柵石は手間を掛ければすごく手間な、大変な、作業があります。

    外柵石の準備のまとめ

    でもここまでやっている石材店はどこまであるのかな。。。すべての石材店がやっているわけではないと思います。おおきた石材店もやるのが基本ですが、納期が迫っている場合は多少、省略する場合もあります。

    もちろん、固定金具の設置はかなり高価な費用が掛かるので、見積に含んでいます。その場合は当然必ずやります。でも石の裏面の「荒らし作業」などは納期がギリギリでどうしてもできない場合もあります。
    でも、この作業自体、見積には掲載していません。

    無料で、やっているので。。。

    ですから、納期があまりない工事の場合って不利です。
    納期は余裕をもって設定していただいた方が、いいお墓ができる可能性が高いですね。

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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