お墓のデザインそれでいい、のですか?
7月25日朝5時の円山川の堤防です。

◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。
☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ (一社)日本石材産業協会正会員
☑ お墓の法律のプロ、「墓地管理士」取得
おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。

朝はまだ暑くなくて、過ごしやすいのですが、日中はかなり日本人には生きていくには辛い日々が続きます。。。豊岡市は2日連続で38度を超え、2日連続で日本全国で2位の灼熱を記録しております。
関西のお墓はまだまだ和型が多い
ところで、おおきた石材店はデザイン墓を得意としておりますが、
お墓は和型しか認めん、とか、
デザイン墓なんて、お墓ではない
というお墓の保守派の方もいらっしゃるかもしれません。(それを保守と呼んでいいのかどうか?)
私は基本的に、主流を避ける、革新系でもないですが、あまり人がやってないことを目指すことが好きで、関西はいまだに和型がメインストリームだと思いますが、それを敢えて避けてお墓を建てています。
新しいデザインのお墓を見てきました
そこで、いつもお世話になっている四皇赤髪率いる「南印度洋行」という印度系商社が
大北さんが好きそうなお墓を展示してみました。
見に来ますか?
見に来ますね。当然来るでしょう?
あなたなら来るはずです。
そういうので、仕方なく(喜んで??)見に行ってきました。場所は横浜。ベイサイド。
とある運送業者が立ち並ぶ一画。ひそかに何かやばいものを取引されているような場所に行ってきました。(昭和の刑事モノドラマの見過ぎの影響ですかね)

とても展示場とは、お世辞でも言えない、コンテナヤードの隙間。裏路地の一角にそのお墓は展示されていました。その名も「天竺(てんじく)」
印度から採掘される「M1‐H」という石を使って、その自然の形を最大限利用して作ったお墓のバリエーション。

比較的、その石本来の形を利用して、元々の自然な石の形を残しつつ、お墓にしたという形状。これは確かにいい感じでのお墓になるでしょう。
「諸刃の剣」となる危険性がある
のですが、私はこの形状はリスクがあると思っていて、
石本来の形を利用しているので、かなり独特ではあるのですが、「一点もの」という諸刃の剣でもあるのです。つまり、見た感じがこれがいい!!となるのは、最高の出会いですが、
以前見た、この形でお墓を作りたい、というものは、極端な話、未来永劫全く同じものは出来ないというリスクがあります。(似たものは出来るけど)

一方、こちらは、形はかなりお墓のデザインの本流を踏襲していて、ごく一部、ワンポイント的に石本来の形状を残している、というデザイン。
こちらは再現性が高いですね。おそらく同じデザインのお墓を再現することはそんなに難しいことではないのかな、と思います。
120点のデザインを目指して
確かに下のデザインの方がお客様の好みを選ぶこともでき、クレームにもなりやすい形状だなと。
そう思います。でも、それは80点のお墓ではないのかな。
100点、いや、120点のお墓を建てたいなら、やっぱり前者のデザイン。最高の石を最高の形で残し、なおかつ、これ、最高!!というお客様にご提供できた時、それは120点のお墓になるはずです。そういうお墓を建てたいですね。
私はそこを目指したい。デザインだけではなく、構造も含めて、ね。