基礎のないお墓って
以前も、アメブロで書きましたが、
基礎のないお墓、但馬ではたまにあります。
いや、それがダメだって言いたいのではないです。
例えば、野墓地、隣と境界のないような狭い区画の墓地などでは
仕方ないのかもしれません。
但馬にはまだまだあります。
山の中、山中に建てるお墓は、周囲にはお墓がなければ、
問題ありません。
そのお墓だけの問題ですから。
地震が少ない、それから
墓相という考えのお墓がある。
そういう地域性を考えて、基礎のないお墓は
ダメだとは言いません。
でも、隣のお墓工事に支障が出るんです。
それはだめでしょう。
隣のお墓と境界が接しているお墓が問題なんです。
豊岡市営霊苑のなどの場合、
隣に基礎のないお墓が建ってしまっている場合、
その隣にお墓を建てようとした場合、
基礎工事のための根切掘削が、出来ない、ということがあるんです。
このように、モルタルのみで施工してあって、
基礎がないお墓。
しっかりと根切りができません。
お墓の下に入るコンクリート、それから栗石などが
すっぽり入るように、地面の土を掘り返すことです。
栗石が10センチか、その上のコンクリートは20センチか、
じゃあ根切りは30センチ掘らないと、という風に深さを決めます。
はみ出したモルタルもとってしまうと隣のお墓の外柵が
ずれそうなので、最低限は残さないと不安になります。
「そんなのそっちの石材店と施主の責任なんだから、
しっかりと説明して、取ればいいんだよ」という意見もあります。
でも、おそらくそのお墓の施主さんはそんなことは知らないと
思いますし、不具合が出るのは、納得できないと思います。
本来は、管理者、こちらの施主さん、隣のお墓の施主さんが立ち合いの元、
モルタルをカットして、取り除いて、新たに基礎工事を続けるというのが
”本筋”でしょう。
本来20センチの根切が必要だとなっても、このような状態なら、
20センチはできません。
そのあとの栗石敷設後の転圧もまともにはできません。
このあたり、ルール作りをしてもらわないとダメなんじゃないですかね。。。
前からずっと気になっていた問題ですが。。。