あなたでもできます。灯ろうのてっぺんの石の止め方。
昨日、鳥取県のあるところまで行ってきました。
約80キロ、1時間半の道のりです。
どうやら今日か、明日も行ってこなくてはいけないようです。。。
何か楽しみを見つけなければ。。。
今週は移動ばかりの一週間となりそうです。
但馬、豊岡のお墓のプロ、大北です。
日本海側の私の住む地域は「山陰地方」と言います。
山陰地方は、海、山ともに豊かです。
特に日本海の見えるあたりはなかなかの絶景です。
ぜひ、カニとともに日本海を見に来てくださいね。
って、
あまり関係ないですが、
あるお客様からのご連絡。
「お墓の灯ろうの頭の丸いやつが取れちゃったんですが。。。」
はい、わかりました。
良く取れてしまうんですよね。
後ろ側。
セメントで止めてありました。
セメント(正確にはセメントと水を練ったもの)、ノロとも呼びますね。
これで丸灯ろうを固定してある場合、
よっぽど運が良くない限り、
取れてしまいます。
(^_^;)
つまり、取れてしまうのが、普通なんです。
(ど、どういうことだ!!!と怒られそうですが。。。)
セメントのみで固定してはいけません。
じゃあ何でやるか??
やってみますね。
素人の方でもできます。
全部、ホームセンターで売ってますから。
(ほかにもいくつか接着の仕方がありますが、
誰でもできることがポイントなので、
この方法をご紹介します)
まず、今、へばりついているセメントの残りをきれいに掃除します。
笠の側も残っていることがありますから、
きれいに掃除してください。
先のとがったもの、硬いもので叩くようにすれば
はがれます。
ただ、必要ない場所まで叩かないように。
(この作業をしないで出来たと思っても、とすぐに取れてしまいます。)
掃除出来たら、接着するものを用意。
セメント、セメント用接着剤(モルタル接着剤)、セメントを練るコテ(なければ割りばしでも可)
これを練るための容器(茶碗とか、何でもいいですよ。)
セメントを適量とセメント接着剤を混ぜます。
写真は練っている途中。
まだ白い接着剤が見えますし、セメントも粉っぽいですね。
もう少ししっかり練ってください。
粘りのあるセメントになったら、石に塗って、取れた擬宝珠(といいます)
を乗せます。
こんな感じ。
このように、多少はみ出してくるくらいに付けます。
その後、はみ出したセメントをふき取ります。
はい、出来上がりです。
これで、固まれば、おそらくそう簡単には取れないと思います。
でも、絶対取れないわけではないですね。
強い衝撃とか、
灯ろう自体が倒れたり、
した場合、取れるかもしれません。
どうしても取れない状態にしたい場合、
石材専用接着剤(エポキシ系)で固定します。