Q252~お彼岸にどうしてお墓参り?
お盆は、ご先祖様が帰ってくるので、お仏壇とお墓をお参りする、
というのは、前回お伝えしました。
(→「Q250~お盆はなぜ、お墓参り?」)
では、お彼岸はなぜお墓参りするの??
はっきりとした由来とか、言い伝えはありません。
ただ、
昼と夜の長さが同じ春分の日と秋分の日は
昔からお祝いされてたようです。
寒い北国に春がやってくる兆しが表れる頃、
真夏の日差しが弱まり、秋の気配、
実りの秋がやってくる節目の日。
昔から、
春分、秋分は大切な季節の変わり目だったんですね。
その春分の日、秋分の日を中日として、前3日、後3日を加えて
「お彼岸」と言います。
お彼岸は純然たる仏教に関する日で、
なおかつ、日本独自のものです。
彼岸とは此岸、このよの対となる言葉、
つまり、浄土の意味のようです。
浄土に往生(生まれ変わる)できるように、精進しなさい、
というような意味合いの日だったのかもしれませんが、
それが、春分、秋分と重なって、
真東から陽が上がって、真西に沈むこの頃、
阿弥陀様がいらっしゃる西方浄土に向かって
祈るのが、習わしになって、
そのうち、お墓参りもするようになったのかも
しれません。
ちなみに、
秋分の日は「秋のお彼岸」であるとともに、
「お墓参りの日」と定められています。
秋のお彼岸は、ぼたもちをお供えして
「お墓参り」、しましょうね。