”カッコ悪い”という理由です。
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店のカズ(stoneman-ohkita)です。
今現在、ご遺骨をお持ちで、その行き先をお探しの方、あなたに一番あった安置先を探しませんか?
そのお手伝いをいたします。
戒名の追加彫をさせて頂きました。
その中で、お名前に朱(赤色)がはいっているので、
それを白に戻してほしい、とご依頼。
当然、そうなりますよね。
朱が入っているのは、ご存命の頃、建墓された
お父様。そのお父様が亡くなって、彫刻させていただいたので、
朱は落とさなくてはなりません。
でも、時々見かけるんですが、
朱の上にそのまま、白を重ね塗りするのを見かけます。
そうされる石材店もいらっしゃると聞きますが、
私は、この朱色をできる限り落としたいですね。
でも、この落とす工程がけっこう手間と時間がかかります。
では、その手間と費用をわざわざ掛けるのか?
カッコ悪い、からです。
専用塗料で色を塗るんですが、
劣化するといつかは、剥がれてきます。
その、剥がれた時、下の朱色が出て来たら、
下に朱色が残ってたら、
「あ、手抜きしたな」って
すぐにわかります。
私たち石材店なら、分かります。
施主様も分かるかも知れません。
通りすがりの人も、分かるかもしれません。
カッコ悪いでしょう。
そんなの、
カッコ悪いでしょう。
お金もらって、仕事しているのに。
いくらできたときはわからないとはいえ。
なので、
まず、塗料落とし液の様なもので、残っている塗料を
柔らかくします。
そのあと、
ペイント薄め液で塗料を洗い流していきます。
だいぶ落ちましたね。
もう少し、落とせるとは思います。
が、完全には落ちないことが多いです。
ただ、この程度落ちていれば、
上に塗る白の塗料が落ちる頃には、朱(赤色)も一緒に落ちて、
ほとんどわからなくなるはずです。
専用の塗料で、白に塗り込みました。
16年前に私が建てたお墓です。
いろいろなことが分かります。
ちなみに、
石はアーバングレーではないですよ。
似てますが。。。(^_^;)