あなたはお墓を建てますか、それとも石塔を建てますか。
あなたのお墓は、お墓ですか?
それとも、
石塔ですか?
但馬、豊岡のお墓のプロ、大北です。
昔、権力者、お金を持っていた人が競って建てたのが、
寺院、お寺です。
寺院造立です。
見得もあったでしょう。
仏教好きだった人もいたでしょう。
でも
それだけであれだけたくさんのお寺を
建てたでしょうか?
当時の天皇も寺院の建立をしました。
権力者も
寺院を建てました。
どうしてなんでしょう。
塔を建てたかったんですね。
塔を建てるのが目的だったんですね。
塔を建てることで、
生きるのが苦しいこの世だけど
死後、極楽浄土に生まれ変れる
そういう思想(教え)が
末法思想とともに、広がっていたんです。
なので、
競って塔を建てたんですね。
でも、仏塔を建てるほど、力も
お金もない、でも
極楽には行きたい。
ではどうしよう。。。
ということで、
比較的安い「石塔」を建てよう、と
なったわけです。
じゃあ、石塔とお墓、どう違うの?
一番メジャーな石塔は、五輪塔かもしれません。
でも、これだけじゃないですよ。
このお墓も、実は
石塔です。
え?
さっき、お墓か石塔かって
言ったじゃない??
どういうこと?
はい、
これは、
お墓でもあり、石塔でもあるわけです。
詳しく言うと、
石塔の中にお骨を納めさせていただいている、
ということ。
正面に
「南無阿弥陀仏」と彫刻するだけで、
浄土真宗の仏塔、石塔となります。
「南無釈迦牟尼佛」と彫れば、
曹洞宗の仏塔となるのです。
当然、
南無妙法蓮華経と題目を
ひげ文字で彫れば、
日蓮宗の石塔になるんです。
五輪塔ばかりじゃなく、
正面に題目とか、その宗派にとって
大事な文字が刻んであったなら、
石塔となるんですね。
もちろんそれだけではなく、
仏塔ならその中に
仏舎利(釈迦様の遺骨)を納めましたが
そのようなものは無理なので、
その代わりになるもの
(写経など)を収めるわけです。
五輪塔なら、
その中に遺骨を納めるだけで
極楽浄土に回向できると
信じられていたわけなので
一時期、五輪塔を建てることが
大流行したわけです。
どうですか?
ただのお墓を建てるだけじゃなく、
どうせなら、
仏塔を建ててみませんか?