軍人塔(戦没者の方のお墓)からお骨が
「お墓のみとり」を推進しております。
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おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店の大北和彦(stoneman-ohkita)です。
お墓の引っ越しをしておりますが、
軍人塔(戦没者の方のお墓)があります。
通常、軍人塔からはお骨が出ない場合がほとんどです。
太平洋戦争の場合、海外で戦死された方がほとんどで、
遺骨も帰って来なかった方が多いからです。
もちろん、もう少し古い日清戦争、日露戦争の戦没者の方はほとんど埋葬されているんですが、
その頃の遺骨はほとんど出てこないからです。
(壺に入っている場合は別ですが。)
今回、遺骨はないだろうという想定だったんですが、
埋葬されておりました。
これが、お墓の中に入っておりました。
最初は副葬品ではないかな、と思っておりましたが、
(※ 実際の遺骨の写真は自粛させていただきます)
空けて、中を見てみると、
ホント小さなひとかけらのお骨。
おそらく、戦地で火葬されて、その遺骨の一部が
はるばる帰ってきたんでしょうね。
誰が持って帰って来られたんでしょうか?
戦友の方でしょうか?
どういう気持ちでこの故郷へ持って帰って来られたんでしょうか?
お墓を建てられたのは、ご両親でしょうか?
ご両親は、このお骨が帰ってきたとき、どういった気持ちだったんでしょうか?
お墓が完成した時、どういう気持ちだったんでしょうか?
この一かけらのご遺骨でいろいろなことを考えてしまいます。
いろいろな気持ちが詰まったお墓、大事に引越しさせていただきます。