Q059~草の生えないお墓②
今、注目の「樹脂固定する化粧砂利」です。
地域によっては全く知らない、という方も
まだまだ多いかもしれませんが、
施工直後は、とても美しく、
見違えるほどです。
かなり広い範囲を施工しました。
これは、ただ施工するだけではなく、
下地を作らないといけません。
墓地内の土を取り出して、
下地のコンクリートをまず施工。
その上にこの樹脂固めした化粧砂利を
さらに敷き詰めます。
出来上がりは本当に美しいです。
見違えるほどの美しさです。
こういう広い部分だけではなく、
非常に狭いけど、あまりきれいではなく、
何とかしたいという部分もできます。
下の写真は、お墓の周囲のごく一部だけしました。
このように、ごく一部ですが、
とても美しくなります。
お墓も引き締まりますね。
ただ、こちらも欠点があります。
○・・・樹脂がやせて、なくなることによって化粧砂利が剥離してきます。
ある程度、年数が経てばメンテナンス、あるいは再施工となる可能性があります。
○・・・いくつかのメーカーからこの化粧砂利の樹脂固め製品が発売されています。
メーカーによって価格、品質が違います。中には数年で樹脂がやせはじめてくる
商品もあるようです。
○・・・中には不良品もあって、施工後、黄色く変色することもあるようです。
私は「ファイバーレジン」という製品を使用しております。
価格はけっこう高価な商品ですが、
耐久性はかなりある方だと思います。(二液混合タイプ)
サンプルとして施工したうちの工場の前の施行。
施工して、5,6年くらいです。
まだまだわずかに光沢も残ってますし、
剥離にはまだまだ遠い感じですね。
夏はカンカン照り、冬は雪の中という過酷な条件ですが、
まだまだ大丈夫そうです。
でも、初期の光沢感はすでに失われています。
「ファイバーレジン」でも、10年を目途にメンテナンスを
検討すべきではないか、と思います。
メンテナンスを視野に入れて施工するため、
あまり広い面積の施行は今後、やめておくつもりです。
施工写真の下のような
狭い面積での施工は今後もやっていきたいと思います。
メリットとしては、
○・・・ほかの方法ではない色とりどりの化粧砂利を施工できる
○・・・草の生えないお墓①
○・・・草の生えないお墓②・・・この記事
○・・・草の生えないお墓③
○・・・草の生えないお墓④