お墓じまい基本のキ⑦~お骨のゆくえ(1)
さて、大まかなお墓じまいの説明をしました。
お墓じまい、とひとことで言っても
一番大事なことはお骨です。
で、お墓じまいとは、お骨を今あるお墓から
別の場所に移すこと、と説明しました。
ではそのお骨はどこへ行くんでしょうか?
10年位前までに一番多かったのは
「お骨のお引越し」です。
というより、引越し以外なかったですね。
このお墓が
こうなって
そのお骨は
こちらへ引っ越しました。
というのも「お墓の引越し」です。
でも今、一番多いのは
「お墓」→「お墓」の引越しではなく、
「お墓」→「永代供養墓」への引越しです。
東京など関東圏から広がり始めた「永代供養墓」というお墓の形は地方都市を経て、私たちが住む但馬地方にも徐々に広がりつつあります。
こちらは、東京都営霊園の一つ、「小平霊園」という場所です。
こちらに巨大な永代供養墓が建設され、都民に一般公募されているということで研修のため見学に行きました。
大変巨大な、まるで古墳のような永代供養墓なんですが、
献花台が少々お粗末だな、という感想を持ちました。
まあ、それは余談ですが、東京都がすでにこのような施設を作っています。
ここに納められたお骨。一定期間、個別のスペースを用意され、その場所に遺骨を安置されます。
これは別の施設の画像ですが、このように個別のスペースが与えられ、お墓参りならぬ、お骨参りができるんです。
でもそれも期限内だけ。30年、50年、あるいは33回忌、50回忌を過ぎると通常、そこから出され、合祀(他のお骨と一緒にされて埋蔵)されます。
◇ あなたに代わってお墓そうじします・・・happy shine