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    ブラストシート体験レポート⑨~新シートでの彫刻

    ブラスト体験レポート⑧~の続きです。

    DSC_0025

    両方、彫ってみました。
    どちらも6キロで彫刻。
    荒彫りレベルしか彫っておりません。
    仕上げはしておりません。悪しからず。

    DSC_0030-2

    こちら、透明な方。
    厚み0.65ミリ。
    半透明。前回もテスト彫刻しました。

     

    ① 養生テープが剥がれる、問題

    養生テープが剥がれる、という大きな欠点が改良されておりました。

    それでも剥がれそうな部分が多少あります。

    剥がれそうになった赤枠の部分。約5個所。

    ただ、決定的な部分はありませんでした。
    これは、某有名ブラストシートメーカーと同レベルですね。
    やはり、文字と近い部分は風圧、ブラスト圧で
    剥がれようとしてしまいます。

    通常では、これほど文字に近い部分に養生テープを張ることは
    まずないので、
    全く問題ないレベルだと思います。

     

    ② ブラストの摩擦熱で溶けてしまう問題

    こちらも大幅に改良されていました。
    6キロで彫刻。
    しかも、ゴムシートの彫刻と同じ程度の距離で彫刻。

    このウレタンのマスキングシートは摩擦熱に弱いのが大きな欠点、弱点でした。
    なので、その対処法は、

    ノズルを離して、やや遠目から彫刻する

    というものでした。

    ただ今回、その欠点も改良されたとのことだったので、
    かなり近い位置から彫刻しました。
    でも写真を見て頂いたらわかる通り、

    DSC_0030-2

    熱で溶けたと思われる部分は1箇所でした。
    (青枠の部分)
    しかも、極わずかで、鋭角の先っぽ。
    一番熱で溶けやすい部分です。

    6キロでこの程度なら、全く問題ないと言って差し支えないと
    個人的には思います。

    次に新しいシートの方。

    DSC_0028-2

    厚みは0.5ミリ。
    更に薄いです。
    しかし、養生シートが剥がれたと思える部分は
    僅かに2カ所。
    しかも、ホントに僅かです。

    気を付けて彫刻したのもあるのですが、
    熱で溶けたような部分はありませんでした。

    荒彫りで短時間で彫刻したので
    より一層の彫刻テストが必要かもしれませんが、
    現状、
    かなり有望なブラストシートだと言えます。

    プロレベルでもある程度彫ってみれば、
    製品に使えるレベルだと思います。

    DSC_0032-2

    このように、ブラストシートに養生テープが付着して残るのは、
    しっかりとくっ付いている証拠。

    DSC_0034

    文字の回りにも、養生テープが剥がれて、石の表面を
    痛めている部分はありませんでした。

    DSC_0039

    右の文字も大丈夫でした。

    DSC_0044-2

    前回彫った、「墓」という文字。→→→「透明ブラストシート体験レポート②」

    実は、養生テープが剥がれやすいバージョンで、すぐに剥がれてしまい、
    石の表面を傷めてしまったのです。
    (写真の赤線枠の部分。キズが入っておりますね。)

    それが、全く今回は、その傷がなく彫刻できました。
    かなり改良されております。

     

    さて、それでは、次は、
    手切り用に頂いた0.5ミリのマスキングシートを使って
    大きめの文字を彫ってみようと思います。

    さらに過酷な試験へ。

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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