兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

石の接着方法を変えました。

    
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石の接着方法を変えました。

おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店の大北和彦です。

本日は私所属する「但馬石材工業組合」の総会。
夜は、「豊岡防犯協会田鶴野支部」の新年度役員顔合わせと新役員人事。
どちらも非常に重要な会議です。

う~む、何とか今日一日乗り越えたいですね。

 

ところで、いろいろ各地の石材店さんと交流を持ち、情報交換させていただいている中で、
石材と石材の接着方法が多少、問題がある、ということに気づきました。
問題というより、未熟、手法が甘かったということ。

 

今までは、コーキングのみにて接着していたのですが、
それに加えて、「セラミック接着剤」を併用することにしました。

お墓に石の塀を設置しているところです。
ステンレス製の芯棒を通して建てているんですが、以前はこの隙間の穴に
モルタルを流し込んで、固定しておりました。
ですが、それをやめました。
エフロ等の不具合が出てきて、最悪石が割れる可能性があるのが原因。

 

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赤矢印の2カ所は下の基礎コンクリートに固定したステンレスの芯棒が出ています。
石の穴とステンレス筋の間は空洞のように見えますが、黒色のコーキングが入っております。

 

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そして、上の写真の赤の矢印は従来からやってきたコークレスタイプの接着剤。
免震性能が高く、揺れに効果があるタイプです。
一番効果が高いと言われる「ダンゴ貼り」の手法で使います。

 

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そして、青丸印をしている4カ所の黒いものは「ゴム板」です。
3ミリのゴム板で、石と石同士のすき間を3ミリにキープしてくれます。
石と石のすき間が広すぎると接着剤が足りなくなりますし、
近すぎると石と石のすき間が狭くなり、接着効果が減少します。

接着剤は意外とデリケートです。

 

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そして、今回新しく始めたのは、紫の丸枠の部分。
透明なものが見えると思いますが、「セラミックボンド」と言われる、
硬化後、非常に強力に石と石を固定する接着剤です。
完全な「乾式工法」と言って、硬化までに水にぬれると性能が落ちる接着剤を複数使用しております。

ただ、硬化してしまうと防水効果も期待できる商品です。
また、2種類の異なった製品を使うことで、
よりいろいろな状況に対応できる、ということを教えてもらい、
使ってみました。

セメント系の 「モルタル」などを一切使用しない建て方です。
いわゆる「乾式施工」と呼ばれる施工方法。
今後はこのやり方を経験値としていきたいと思います。

 

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石塀、完成しました。

あ、シールがまだできてない。。。
天気がいい日に。

 

 

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