磨き直し加工④~完全な想定外(T_T)
秋のさわやかな日が続いております。
皆さま、お元気でしょうか。。。
私は途方に暮れております。。。(^_^;)
まったくもって、想定外。
予想外。
こんなことって、
。。。
あるんですね。
昨日磨き始めた面は何とか、完成。
裏面も磨いて、
さて、最初の関門。
法名が刻んである、向かって右側面を
磨き始めたところで、
それは判明いたしました。
石の磨き工程は
① 表面を平らにならすために、まず
人工ダイヤモンドを埋め込んだ一番荒い研磨盤で
表面を平らに均します。
② その後、だんだん目が細かい研磨盤で、①工程で
できた研磨傷を落としていき、表面をなめらかにして
いきて、最終的に熱をかけて、光沢を出す。
というのが石の磨き工程の簡単な流れなんですが、
①の平らに均す、という工程は非常に重要で、
昨日の記事の写真のように、凹凸があり、それが
残ったままでは、決して光沢は出ない、
ということになるんです。
そこで、この面、
①の工程をやってみると、
やはり、残る部分がありました。
これはどの面でも残っていたので、
想定内です。
しかし、
上の写真、わかりにくいですが、
ずいぶん残っております。
触ってみると、明らかにくぼんでいる。
手で触って明確にわかる!!!
ってことは、
かなり、凹んでいるってこと。
とりあえず、磨いてみたんですが、
赤い丸の部分、
①工程では研磨盤はとりあえず当たっていますが、
くぼみすぎて、十分に磨けず、白い研磨傷が残っております。
そして、何よりショックなのは、
青い線で囲んだ部分。。。
くぼみ過ぎて、まったく何も当たっておりません。
どうするんだ!!!
こんなの。。。(T_T)
両端の文字がこれ以上磨き直していくと
消えてしまうので、
これ以上はできません。。。
しばし、休憩。。。
。。。
。。。
熟考の上、
ある方法を考え付きました。
もうこれしかないな。
俺にできることは。
というわけで、
なんとか、
光沢を出すこと成功。
見た感じ、
全体的に光沢は出ています。
境界もありませんし、
まずまずの光沢も出ています。
どうやって処理したか、
内緒にしときます。
プロの方ならすぐわかるでしょうが、
極めてイレギュラーで
出来たらしたくない方法でしたので。
伏せます。
でも、
薬塗ったとか、
そういう非合法的な方法では
ありませんよ。
分かった方も
伏せておいてください。
お願いします。
というわけで、
これからが本番。
正面の磨き直し工程に行きます。
大丈夫かな。。。。(^_^;)