兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

Q215~おおきた石材店で見積に使う石は?⑩北木石

    
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Q215~おおきた石材店で見積に使う石は?⑩北木石

【北木石(きたきいし)】(岡山県笠岡市北木島産)

歴史上、瀬戸内の最も有名な石ではないかと、思います。

北木石が採掘される北木島はこちらです。
このあたりの瀬戸内は、実はたくさん石が採れるんですよね。

西には、大島石が採れる「大島」
東には、青木石が採れる「広島」
瀬戸大橋を挟んで、瀬戸内で一番有名な「小豆島」
その北となりには「犬島石」が採れる「犬島」

など、瀬戸内海の中心であるこの地域はホントにたくさん
石が採れるんです。
その中で、一番歴史があり、一番有名な「北木石」

北木石中目赤口①

独特の薄いピンクがかった白みかげ石、という感じです。

残念ながら、墓石用石材カタログには載ってませんが、
株式会社インデックス発行の
「世界の銘石」石材カタログ235によりますと、

石材物性データ

見掛け比重 2.62 t/㎥
吸水率   0.32 %
圧縮強度  147 N/m㎡
岩石分類  花崗岩

(「世界の銘石」石材カタログ235 より引用)

加工がしやすく、大材も採れるとのこと。

実は、北木石はあまり使ったことないのですが、
以前、北木石の五輪塔を見かけたことがあって、
非常に上品で、暖かい雰囲気で、素敵だなって思ったことがありました。

 

この石でお墓を作ってみたいと、すごく思いますね。
北木石の採掘元、「鶴田石材株式会社」のホームページにもデータが記載されています。

石材物性データ

見掛け比重 2.63 t/㎥
吸水率   0.23 %
圧縮強度  158.73 N/m㎡
岩石分類  花崗岩

(「鶴田石材株式会社」ホームページより引用)

北木石は非常にたくさんの建造物に使われています。
「北木石の歴史」
○明治神宮の石工事
○靖国神社大鳥居
○日本銀行本館など
明治の有名建築の多くに使われています。

余談ですが、
世間一般に言われる「墓相墓」と言われるお墓の石は
100%、鶴田石材株式会社の採掘される「北木石」だとのことでした。
それ以外の石を使って建っている「墓相墓」は偽物、だとのことでした。

いわゆる、「なんちゃって墓相墓」ですね。

嫌いじゃないんですが。。。(^_^;)

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