Q226~お墓の付属品を教えて① 塔婆立
おはようございます。
今回からお墓の基本的なものの名前と役割をご紹介します。
まずは、「塔婆立」(とうばたて)
こういうものですね。
これが基本的な形。
まず最初に、これは塔婆(中に刺さっている、木)を建てるものです。
なので、塔婆が必要なければ、塔婆立も必要ないですね。
①仏教以外は必要ないです。
神道とかキリスト系宗教とか、新興宗教も基本的に必要ないです。
仏教系でも伝統仏教以外はほとんど必要ないですね。
②浄土真宗も使いません。
塔婆というものがありません。
塔婆というのは、塔婆供養として使うもので、供養という概念がない浄土真宗は塔婆も
使いません。(亡くなると同時に西国浄土に往生する、という考えなので、供養する必要がない)
なので、それ以外の仏教の宗派のみ、作ります。
但馬、豊岡で多い形は一番上のオールステンレスで
足元の台だけ石とか、地面にそのまま刺さっているタイプ。
これは、石の柱にステンレスやアルミの輪っかが付いているタイプ。
この塔婆にこの塔婆立はサイズが合っていませんね。
もう少し小さなタイプがいいと思います。
塔婆は水塔婆って言って、すごく小さくて薄いタイプから、
かなり背の高いタイプまであるので、その塔婆の大きさに合わせた
塔婆立でないと、塔婆が倒れたり、風で壊れたりすることがあります。
これは全部、石のタイプ。
がっしりしていて、一番強い感じがします。
おそらく一番高価だと思います。
その他に外柵の一部に塔婆立が組み込んであるタイプや
中には、塔婆立がないので、PCブロックを代用しているお墓も
見かけますね。
必ず必要なのではなく、お参りに持って行って、
そのまま持って帰られるような場合、必要ないと思います。
お墓にある程度置いておく場合にあれば便利、という程度です。
ちなみに塔婆はあまり古くなったものは焼却等で整理しましょう。
目安は1年、あるいは古くなったなと感じたとき。です。
お寺によっては焼却をしてくれる寺院もありますが、
していない寺院もあります。
その場合、石材店等にお願いしましょう。
燃えるゴミに出すのは、ちょっとね。。。
(燃やすのは同じですが、ゴミと一緒というのは気が引けます)