北方領土にあるお墓。
「北方領土は日本固有の領土です」
と昔、テレビの政府広告が流れておりました。
最近は聞きませんが。。。
最近の若い人は、北方領土って、社会の授業では習いますが、
以前ほど、関心がない人が増えてきている気がしますが、、、
実は、先日、横浜での定時総会の基調講演で聞いた話。
40代の若い日経ビジネスの記者であり、
ご自身も檀家が120軒と いう京都の寺の副住職でもある鵜飼秀徳氏の
基調講演を聞きました。
鵜飼氏の著書「寺院消滅」は非常にセンセーショナルなタイトルですが、
実際に、今、寺院は凄いスピードでなくなりつつあるそうです。
その講演の中で聞いた話ですが、
「北方領土は日本国だという絶対的な証拠がある」
それは、お墓だということです。
北方領土には、日本人の、昔その島に住んでいた人のお墓が
沢山あるらしいのです。
石で作られたお墓。
決して朽ちず、いつまでも存在し続けるお墓。
これこそが、一番の日本人がかつて住んでいたという証拠。
なるほど、
お墓の効用は、
永遠のメモリアル、記念碑、印、でもあるわけなんですね。
余談ですが、
日本人のお墓とロシア人のお墓が隣同士に建っていて、
隣同士で墓地がある場所があるそうです。
そのうち、ロシア人のお墓は、草ぼうぼうですが、
日本人のお墓は、きれいに掃除、草取りがされているそうなんです。
日本人が、掃除にやってくる?
密かに、密航して??
違います。
ロシア人が草取りしているらしいんです。
なぜか?
日本人が年に一回、
お墓参りにやってくるから。
墓参目的の渡航は
ビザなし渡航が認められていて、
年に一回、お墓参りのために
日本人が渡航してくる。
だから、そのあたりに住むロシア人が
日本人、渡航してくる日本人のために
草取り、掃除をしてくれているらしいです。
毎年、毎年、お墓参りのためだけに
わざわざ渡航してくる、
日本人が何より大切にしているお墓。
そのお墓、そして、お参りしてくる日本人のために
草取りしてくれる、ロシア人。
日本人のお墓参りの文化、心もちが
ロシア人にも通じたのかもしれません。
でも、自分ちのお墓の掃除はしないんですね。。。(^_^;)
まあ、全員ではないと思いますが。。。
素敵なお話でした。