兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

灯ろうの火袋が割れた。。。

  
\ この記事を共有 /
灯ろうの火袋が割れた。。。

おはようございます。
3月1日の兵庫県豊岡市は、氷点下2度です。

DSC_0014

但馬、豊岡市のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店のカズ(stoneman-ohkita)です。
寒いのと、川沿いで水温と気温の温度差が大きくなると、このように霧のような天気になります。
視界10~15mくらいですかね。
湿度95%なので、こうなりますね。
風もないので、火事の心配はなさそうです。。。
(一応、消防団員です。)

「灯ろうの火袋が割れた」

という電話が入りました。
灯ろうはいろいろな所で倒れております。
で、見に行くと。。。

DSC_0025

倒れておりました。
が、火袋がありません。

火袋(ひぶくろ)とは
灯ろうのロウソクを収める部分。
空洞になっていて、一番灯ろうの大事な部分ですが、
熱で割れたり、雪で倒れた時に割れたりしやすい部分です。

探しても、探してもないので、
施主様にお電話すると、
「持って帰ってるよ」とのこと。

ご自宅に伺うと、

DSC_0034

完全に2つに割れていて、その上、入り口の上の部分が更に欠けていて、
3つになっておりました。

さて、
「これだけ交換できるかな」と言われて、

「できますけど。。。
ちょっと待ってください。。」

DSC_0035

この石、何だろう。。。??
見たことないな。。。
「テイセン?」
「似てるけど、違うような。。。」

どうも韓国系の様な気がする。。。
中国のよく見る石ではないな。。。

作ることはできますが、
この石が何かがちょっとわかりません。
似た石も探せるかどうか。。

とりあえず、お彼岸には間に合わないので、
この割れた石をくっ付けて仮置きすることに。。。

 

DSC_0037

まず、接着剤で固定。
固まったら、中側の割れた部分にドライカッターで筋を入れて、
その筋にアルミの針金を埋めて、
その上から、「生セメント+モルタル接着剤」を練ったものを作って
穴埋めしました。

出来上がったら、
「お、結構いけるんじゃない??」となって、
お墓に戻しておきました。

DSC_0003

施主様に経過を説明。
全然違う石を作って使うよりいいかも、ということで
しばらく様子見することに。。
意外と元の石より強いかもしれませんよ。

灯ろうの修理、まだまだありそうです。。。

Copyright©おおきた石材店,2024All Rights Reserved.