O家のお墓作り始まります(第0回)
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店の大北和彦(stoneman-ohkita)です。
台風被害に遭われた地域にお住いの皆さん、大丈夫でしょうか?
お見舞い申し上げます。
近畿南部が被害が多かったようですね。
兵庫県豊岡市も久々に【避難準備】情報が発令されましたが、さほど大きな被害はなく
一部地域に浸水したようですが、軽微で助かりました。
ところで、
お盆以降、豊岡西霊苑に常駐して、(^_^;)
工事しておりましたが、いよいよ一番クライマックスの工事に取り掛かります。
この区画の工事に取り掛かります。
O家のお墓を新規に建墓させていただきます。
まずは、土留めのブロックの撤去と手前の土を掘削。
状況確認です。
お墓工事というのは、
基礎工事が必要です。
かなりの重量の石がその上に乗りますから、
しっかりした基礎工事が必要なのです。
そして、お墓で一番大切な「ご遺骨」の安置できるカロートと言いますが、
そのスペースをできるだけ水が侵入しないように、崩れてこないように、
そういう意味でも、基礎工事は必要です。
ある程度の量のコンクリートを施工して、基礎工事するんですが、
コンクリート基礎って、通常、住宅を建てる時ぐらいしか使わないと思います。
あるいは、エクステリアと言って家の庭、周囲の設備の工事くらいですか。
なので、お墓を建てるって、
ある意味、小さな家を建てる感覚です。
ミニュチュアの住宅を建てる感覚で基礎工事をします。
更に、お墓は、石で基本出来ています。
石という素材は住宅に使われる他の素材、
鉄とか木とかとはまた違う特性があります。
石の特性をよく理解して、その特性に合った設計が必要です。
そのサイズ、形状も石、お墓、その両方をよく知っていないと、
すぐに不具合の出てくるお墓になってしまいます。
更に、石という素材を熟知しないと、施工も難しいです。
非常にカドが欠けやすい素材なので、素人の方では施工はほぼ不可能です。
ある程度熟練してきても、
施工の肝となる部分はなかなか上手にはできないものです。
込み入った部分の施工は機械には頼れず、自分の力と技のみで
しなくてはならないこともあります。
「お墓を建てる」と簡単に言いますが、
いろいろな過程があって、いろいろな技があって
いろいろなノウハウがあって、出来上がっているものです。
なので、建てることは、ある意味難しく
また、楽しいものでもあります。
100%納得のできるお墓ってなかなかできないものですが、
それを目指していくのが、また楽しく難しくもあるわけです。