お墓の基礎になるコンクリートを作りました。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店の大北和彦です。
台風が接近中です。皆さま、備えあれば憂いなし、と言います。万全の対策をしましょう。最近の台風はほとんど但馬地方には影響ないな、って安心してたら、とんでもないことになりますよ。
昨日は、小雨交じりの曇り時々雨という天気でしたが、コンクリート工事には、最適な天候だったのかもしれませんね。コンクリートでお墓の基礎を作りました。こういう天気が一番コンクリート施工には最適な天候です。
1㎥という量のコンクリートを地面に穴を掘って、そこに流し込むっていうのが、簡単に説明すれば、あらましです。1㎥ってどのくらいの量なのか?横1m×縦1m×高さ1mの直方体が1㎥という体積になります。一見大した量ではないな、って思いますが、実はすごい量なんですよ。普段、私がお墓に使うコンクリートの量は0.3㎥とかなので、軽トラックに何とか乗りますが、1㎥となると無理です。なので、ミキサー車に持ってきてもらいます。
こういうやつです。子供が好きな「働く車」です。これで持ってきてもらったのですが、1㎥のコンクリートは2.3トンくらいあるそうです。重いな~~
あ、ちなみに普段軽トラックで運んでいるって書きましたが、1㎥が2.3トンなら0.3㎥でも690キログラムじゃないか!!過積載!!と思われた人、いないかな。。。いるな。。。普段は「カラ練」と言って、水をほとんど含んでいない状態で運んでいますから、ずいぶん軽いですよ。水を含んでない状態で運んで、現場で水と混ぜ合わせて施工します。一番新鮮なコンクリートを使うことができるんですよね。
あ、コンクリートを流し込むって簡単に言いましたが、ただ流し込んだだけでは弱いので、中に骨組みの鉄筋を組みます。人間の体で言えば「骨」に当たります。コンクリートが割れたり、ひびが入ったりしないように、骨組みを組むわけです。今回は13ミリの鉄筋で組んでいます。かなり丈夫ですよ。
バイブレーターという振動をコンクリートに伝えて、細かい部分までしっかりと密着するように流し込みます。そして、流し込んだだけではなく、その表面をコテでしっかり押さえます。このコテで押さえる、という行為をすればするほど、コンクリートの表面が丈夫になります。しっかり押さえましょう。
押さえるだけではなく、高さもできるだけ同じ高さ、まっ平な表面に仕上げます。
が、上の写真の一部が、ガタガタなの、気付きました? 気づくわね、当然気づきますよね。誰でも。。。(^_^;) ちょっとコンクリートが足らない状態でした。計算ではちょっと余る予定だったんですが。。。
このちょっとは、骨材を持ってきて、手で練ってコンクリートを作って、何とか完成。
今回は地盤が柔らかいので、しっかりめのコンクリートを施工しました。