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    実は、見えない加工作業がたくさん発生~S家のお墓移転⑧

    外柵石の設置、までは新規のお墓の工事と変わりないのですが、
    リフォーム、移転という工事は実はここからが大変なのです。


    ◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

    ☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
    ☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
    ☑ (一社)日本石材産業協会正会員
    ☑ お墓の法律のプロ、「墓地管理士」取得

    おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。


    設置する台石の仮組、してみました。この右隣りにももう一つ、お地蔵様を設置するスペースがあるので、台石がありますが、とりあえず、こちらだけ。

    木の棒が乗っている部分が副碑(戒名碑)が乗る部分。

    赤い線が副碑(戒名碑)で、青い線がお墓本体が乗る部分。

    真ん中の板石で隠されている部分が「信頼棺®」の納骨部分です。

    問題はここ。

    この部分。石同士が接近していて、当たるリスクがあります。

    赤線の副碑(戒名碑)の下の部分と右側、信頼棺の蓋石が近すぎて、当たるリスクがあります。どうしようか、と思ったのですが、実は、こういうこともあるかと、事前に対策済みです。

    以前の墓地の広いお墓の写真。副碑(戒名碑)が乗っていた部分が真ん中の石です。

    新しい墓地に使わない石はすべてお墓じまいさせていただいたんですが、赤い枠の石だけ、残してありました。

    副碑(戒名碑)の碑の石と信頼棺の蓋石が近いので、こういう事態も想定して、残しておきました。

    というわけで、この石を加工して、少しだけ副碑(戒名碑)の高さを上げて、信頼棺の納骨口の蓋石との干渉を避けることにします。

    まず、サイズが大きいので、長さをカット。(カットした後が上の写真です)

    最初の墓地の写真を見てもらうと分かるのですが、この石、横の面が斜めに加工してあります。それを直角に直すため、上の写真、手前と奥の側面もカットします。

    それぞれ、側面4方向をカット。長すぎるので、サイズの調整と直角面に修正します。

    更にこの汚れがひどい面を研磨作業します。ただ、汚れが内部にまで、浸透しているので、完全に汚れが落とすのは、難しいです。

    磨き終わりました。光沢は戻っていますが、汚れというか変色が残っています。暗くなっているので、分かりにくいな。

    上の面はピカピカにはなっています。でも、これで終わり、ではないのです。

    赤い部分が加工している台石ですが、出来れば、青矢印の高さに揃えたい。これよりも高くなると、見た目も悪く、信頼棺蓋石のシールが難しくなります(施工不良の原因)。

    隣の石との間にくぼみが出来て、ゴミもたまりやすくなります。

    なので、この板石の厚みを半分程度に薄くしなくてはなりません。

    こういった追加の作業、加工が頻繁に発生するので、リフォーム、移転は大変なのです。実はすべて新しくした方が、簡単で早い場合が多いです。

    でも、おおきた石材店はこういう古い石を再利用して、移転、リフォームを大事にしています。

    ご先祖様たちが長い間、お参りの対象としてきた石ですから。可能な限り残したい、ですね。

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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