Q101~和型のお墓の装飾加工③‐カトウ掘り


「額縁加工」と一般的に言いますが、

但馬地方では「カトウボリ」と呼びます。

DSC07545-001-2

こういうやつですね。
これは2重カトウと呼びます。

 

カトウボリ2

2段に額縁加工しています。
これが全国的な形だと思っていたら、
そうでもないようです。

上が二重のアール加工してあるんですが、
下も二重アールの加工はあまりないようです。
(私の見た限りですが。。。)

この加工はなかなか手間が掛かります。
機械の磨きは今のところできません。
全て手磨き加工です。

また、内アール加工なので、

一番隅の部分、奥の角がなかなか光沢が出ません。
しっかり研磨材が当たってないと、磨き残しが出て、
最後の最後、乾燥させたら、見事に判明するため、
残念、やり直しということになります。
(本物の職人は絶対にそういうことはしませんが。。。)
つまり途中で手を抜いたら、
未完成品しかできない、ということです。

カトウボリ4

そして、もう一つのこのカトウボリとほぼセットとなる加工が、
出紋加工です。
頭の上の方、家紋が出てますよね。
あれです。
あれも、なかなか曲者です。(^_^;)
以前、細木数子さんという人がお墓に家紋は彫ってはいけない、とか
言ったとか、言わないとかですごく話題になりました。
それ以降、この出紋の加工はなくなったように思います。
(私の個人的な経験ですが。。。)

それから、これは私は作ったことないですが、
「猫足」加工、は次回。

 

 

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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。