Q107~副碑ってなに?


お墓の表札の様な物です。

そのお墓に誰が眠っているのか、を記してあります。
自分の親、子供、兄弟、とかおじいちゃん、おばあちゃんなら
記さずともわかりますが、
その上の世代となると、チョット分からないことありますよね。

さらに、家族以外、ご近所の方とかも
「あの家のおばあちゃん、なんていう名前だったっけ?」とか
「へえ、あのひと、小さなころに亡くなった兄弟がいたんだね」とか、
そのことが良いか、悪いかは別にして、
そういう家族関係が、あまり詳しくない人にもわかるようになっています。

まあ、簡単な戸籍謄本的なものですね。

お墓に眠っている人が分かるように、
分かるために、
戒名を刻むための石、お墓の表札が「副碑」、あるいは、
「戒名碑」「法名碑」、と呼ばれるものです。

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形状はこのような形をしているものが多いですね。
あえて、サイズがあるわけではないですが、
和型なら、横長で、縦横比が18:23とか20:25とか22:27とかが多いですね。
それに2個の足が付いて、
それが上の本体の石より左右が多少大きめのサイズの台石の上に載っているタイプです。
台石の厚みはいろいろで薄いものもあります。

刻む順番は
① ご主人 → ② 奥さん → ③ (いらっしゃれば)後妻さん → ④ (いらっしゃれば)結婚前に亡くなった子供さん ⑤ 子ども(跡取りの息子) → ⑤ ⑤の奥さん →
という順の副碑が多いですね。
なので、奥さんが先に亡くなったら、そのご主人のランを開けておいて、彫刻します。
跡取り息子さんが亡くなったら、ご両親の分(2人分)を開けておいて、彫刻します。
幼くして亡くなった子供さんがいたら、ご両親の分(2人分)を開けておいて、彫刻します。
(次男、三男、次女、三女の場合でも、最初に彫刻することが多いですね。)

刻む内容は、戒名、なくなった日付、俗名、亡くなった年齢(数え年)などを彫刻することが多いですね。
時には、関係性(〇〇の父、母、長男、次男、妻など)
場合によっては、生存中、行った功績、肩書なども彫刻することがあります。

また、たまに
なくなった順番に刻んである副碑もあります。

この場合、それぞれの関係が分かりづらいので、「戒名(法名、法号)」の後に
俗名を彫刻することが多いのですが、その上に関係を一緒に彫刻します。
(〇〇の長男、〇〇の次男、▽▽の妻、など)

また、最初の人のその前に「題目」的なものを刻むことがあります。

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この戒名碑の

 

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この「墓碑」の部分ですね。
墓碑、墓誌、霊位、霊碑、戒名碑、副碑、などと彫刻しますが、
「倶会一処」(くかいいっしょ)などと彫刻するときもあります。

さらに、ご先祖様があまりにもたくさんで
全部彫刻すると一杯になってしまって
一部省略させていただく場合など、
「〇〇家先祖代々諸精霊位」などの文字を刻む場合もあります。
(刻む言葉はいろいろあるようです。)

内容はこのようなものですが、
形デザインはいくつかあるようです。

 

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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。