加工ができる石材店のメリット~S家のお墓移転⑩
今ある墓石と新しい墓石を合わせる、ということに難しさがあります。
お墓の石って、ミリ単位で作られているのではないので、更に難しい。

◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。
☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ (一社)日本石材産業協会正会員
☑ お墓の法律のプロ、「墓地管理士」取得
おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。

この石、台石と呼ぶのですが、上台とも言います。この石は新しいお墓に使います。

この青い線の部分に乗るのですが、隣に納骨口があります。もともとギリギリだったんですが、
無理してなんとか設計したのですが、もともとギリギリ。
で、仮組みしてみた結果、ほんの少し、上台が外にはみ出ることが判明。

下の石よりも上が外にはみ出るのは、出来るだけ避けなくてはいけません。見た目も悪いのです。
そこで、上台の石をカットすることになりました。

赤い線の部分をカットして、横幅(青線部分)を少しだけ短くします。約6ミリ程度。1センチ足らずです。でも片方だけ、カットしたら早いのでは? と思われるかもしれませんが、表の蓮華の彫刻の位置がずれてしまいます。(黄緑の幅が左右違ってくる)、だから、大変ですが、両方同じ程度カットします。

このような、薄くカットするのは、とても大変。長いものをカットするのは大丈夫なのですが、ほんの少しカットするのは、きれいにカットできないのです。

苦労して、カットしております。
昨日も書いたのですが、カットしたものは、磨き直しが鉄則。このカット面も磨き直します。大変なんですが、磨き直し、研磨作業にて、ある程度はカットの段差などは修正できます。
ただ、研磨作業は面積が広いとその分時間も労力も増えます。

何とかカットできましたが、段差があります。後は研磨作業にて、ここを修正します。

ここ、段差ありますね。ここは研磨作業でなくします。
研磨作業は、集中しすぎて、撮影忘れてしまったのですが、完成後は、こちら。


天地逆になっていますが、右側、左側、段差はなくなり、しっかりと光沢出ています。耐震ボルトも装着済み。

戒名碑の足の貫通穴も開けました。

右が、竿石。S家之墓と彫ってある石です。その隣の薄い石が戒名碑、副碑。耐震ボルトが長いのは、足と薄い台石が間に挟まるので、長くなっています。

台となる石はすでにトラックに積み込み済み。一番手前の磨いてある石は先ほどの薄い台石。戒名碑のね。その上、厚めの長い石はお地蔵様が乗る、台石。その右隣りの石が戒名碑が乗る台石。
そして、一番奥、一番上の石が竿石と台石が乗る石です。穴が開いているのは、納骨口の部分。

こうなっております。すべて耐震ボルトを装着済み。本日、設置工事だ、と思ったら、今日は雨です。。。
明日は晴れるかな。
 
   				    			 
           
             
             
             
             
             
            