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    お墓の解体から学ぶこと~施工の難しさ①

    「お墓のみとり」を推進しております。
    ちょっと話を聞いてみたいという方は、メールにて【お墓のみとりお問合せフォーム】まで

    おはようございます。
    但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店の大北和彦(stoneman-ohkita)です。

     

    DSC_0416

    今朝、初雪が降った模様。。。
    夕方から降ってたようです。
    12月もまもなく中旬ですね。

    ところで、今日、12月6日は「お墓ディレクター」試験の締め切り日の
    前日ですが、実質締め切り日です。

    明日、7日の消印有効ですからね。

    これを逃すと、来年まで1年待たなくてはなりません。
    この機会にぜひ、受験ください。1級を。

    「お墓ディレクター試験」迫る

     

    「お墓ディレクター」試験締切迫る。。。12月7日消印有効です。

     

    先日、お墓じまいをさせて頂きました。
    上のお墓本体の部分は取り去りました。
    その下、舞台の部分です。

    DSC_0427

    但馬、豊岡のお墓では、このように天場の石を一枚で作ることは、稀なので
    非常に珍しい、いいお墓ですね。
    と言いたいのですが、残念ながら、厚みが薄いです。
    もう少し厚いとよかったんですけどね。

    それから、気付いたこと。

    下の写真。

    DSC_0427-2
    赤線の枠の部分、上のお墓の台、俗に中台と呼びますが、
    その台石が乗りますが、
    この天場石と中台の間のすき間に雨水がしっかりと
    残っておりました。
    雨上がりでしたが、その周りよりも、石の下の方が
    しっかりと水が残っておりました。

    おそらく、目地(シール)のすき間から雨水が進入して、
    抜けなくなって、残ったんでしょうね。

    石と石の目地(シール)は大事だと実感しました。

    ここに水が入ってしまっては、接着剤の劣化も早いですし、
    冬季の凍結で、分離してしまう可能性も高いです。

     

     

    引き続いて、お墓の解体を進めます。
    この天場石を割っていきます。
    こうすると、いろいろなものが見えてきます。

    (なんとなくは分かってはいましたが。。。)

    一部を割った写真。

    DSC_0429

    天場石、厚みがおそらく3寸5分(約100ミリ前後)の厚みでした。

     

    DSC_0428-2

    この厚みですね。この厚み。
    この厚みだと、ドリルの刃を一カ所に入れると、簡単に割れてしまいます。
    せめて、5寸(120ミリ)は欲しいですね。
    どうして、こんなに薄くするのかは、ずばり、
    「石代が安くなるから」ですね。

    特にこのような大きなサイズの石は体積がこれだけ厚みが違うと
    変わってきます。

    更に問題なのは、この天場石を支える下の石。
    柱とその間の板石があまりにも貧弱です。。。

     

     

     

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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