兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

善光寺参り

  
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善光寺参り

日本人なら、一生に一度は参れよ、善光寺。

そういう古い言い伝えがあると聞いた私は(ほんとですかね。。)

長野市に行くことになったので、どうせなら、早めに行って善光寺参りをしようと
早朝出発することにしました。


◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

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おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。


祖父や、父が亡くなった後、四十九日法要までの1か月半くらいの間、毎晩、西国三十三箇所を綴った御詠歌(観音菩薩を讃える歌)を唱えるのが私の住む地域の風習で、そのおかげでご近所の方の通夜の後、御詠歌の先導(みんなを引っ張る役)までさせていただいたこともあるのですが、

その頃から、不思議だったのですが、一番最後、三十三ヵ寺の番外のように、信濃の善光寺の御詠歌をそのお歌だけ3回も歌って、終了となるのですが、そんな善光寺って、どんなお寺なのだろうと、昔から興味はあったんです。でも行ったことない。

敦賀駅から新幹線。北陸新幹線にのったのも、実は初めて。なかなか良かったです。

福井→金沢→富山→長野と停車するのですが、大体2時間。京都~東京間が2時間10分くらいなので、それくらいの距離なのかな。富山→長野間は結構距離があって、路線図見たら、かなり新潟に蛇行してから、長野に行くわけです。なるほど、立山連峰を迂回しているわけですね。(下図参照)

私の乗った「かがやき」という列車は、東海道における「のぞみ」みたいなもので、富山→長野間の駅は止まらないのですが、上越妙高~飯山間には「飯山トンネル」というトンネルがあります。

実は乗っていて、途中気づいたのですが、トンネルが長いわけです。新幹線は300キロ近いスピートで走るため、通常、トンネル通過は「あっ」という間に抜けるわけですが、この区間は抜けない。全然トンネルの中をずっと走っているわけです。

ちょっと長すぎないか、と思ってググったら、「飯山トンネル」全長22.251キロとありました。22キロ!! 長いやん、長すぎやん、日本一か!! と思ったら日本3番でした。

上には上があるんですよね。ちなみに鉄道トンネル日本最長は青函トンネルでした。 やはりそうだったか。。。

ここを通ったら、この飯山トンネルの長さを体感してくださいね。

そして、長野駅に着いたら、まず、バスで行こう。JR長野駅の善光寺口の出口を出て、(分かりやすい)、バスの1番停留所。結構バスの便もあります。

バスの車窓を見ていたら、どうも善光寺の門前通りのようです。でも、意外と距離がある。その間ずっと「善光寺」の雰囲気を醸し出しています。普通の町とは少し違うわけです。

そして、「善光寺大門」というバス停で、下車。

このバス停もわかりやすい。大門だからね。でも、大門というくらいだから、大きな門があるのかとおもったけど、ないですね。

途中、かなりレトロな建物が多くあり、散策にはもってこいの道。でも車が通る道なのに、石畳みなのは、やはり善光寺道。長野駅から善光寺にお参りするための参道なのですね。

途中、交差点があり、信号もあります。そんな通りを過ぎていくと。。ありました。

大門です。これが大門か。でもバス停からずいぶんあるけどな。

立派な、とても立派な大門です。その大門の左右、仁王さんが1対。にらみを利かせています。こちらは国宝だということです。調べてみると、こちらは「仁王門」という門らしくて、「定額山」と彫られています。お寺には山の名前がついているのが普通のようですが、こちらはその名前なのかな。

その「仁王門」をくぐると、また参道的な雰囲気。但し、先ほどより「善光寺」の雰囲気が濃厚です。仁王門内ということで、緩くお寺の境内的な雰囲気です。

そこをしばらく歩いていくと、もう一つの門が。。。

こっちは、仁王門よりも更に立派。

善光寺の山門のようです。立派だな。。見事だな。。善光寺とあります。これは一見の価値があるな。

山門の中を見学できるようです。後で時間があれば見学したいな。

六地蔵様。巨大です。そして、その先には、もう少し巨大な、お地蔵様。六地蔵様を先導するお地蔵様か。

ついに、善光寺の本堂に。でも中は撮影できないので、外側だけ。

非常に広くて、巨大な本堂ですが、中は内陣、内内陣と別れていて、内内陣の 「お戒壇めぐり」はぜひ体験していただきたい。ご本尊の安置される瑠璃壇下の真っ暗な回廊を通り、中ほどにかかる極楽の錠前を探り当てて、秘仏のご本尊と結縁する道場、だそうです。

回ったんですが、真っ暗すぎて、極楽の錠前がどこだか分かりませんでしたよ。

もう一度行ったら、ぜひ体感したいのは、「お朝事」朝のお勤めの住職たちの読経。これは昼間に行ったので、経験できませんでした。とても残念。。。

陶器の灯ろうを発見。以前別の場所で見かけたこともありますが、これほど立派なものは初めて。

また、本堂の裏手には、いろいろなものがあります。まずは、おそらく寄進されたであろう常夜灯の灯ろう群。

更に、奥にはお地蔵様や観音様。

こちらは、江戸吉原の高尾太夫を供養するため建てられた灯ろう高尾灯篭。

見事な作りの五輪塔も。笠が小さくて、かっこいいですね。

スジ蓮華台に乗る、円筒型の石塔。文字は篆書体で彫られていて、魅力的な石塔です。

スジ蓮華台は関西ではあまり見かけないですが、東に行けば、多いのですかね。

古い石塔群。松代藩の古い石塔だということ。しっかりと安置されています。

宝篋印塔もあります。ずいぶん劣化していますが、見事な作りです。

梵字もしっかりと「薬研彫り」。

に対して、こちらの比較的新しい宝篋印塔ですが、梵字が。。。

残念ながら、薬研彫りではなかったです。

丸彫りですね。これは「薬研彫り」ファンの私としては少し残念。

でも、この慰霊碑ですが、見事な丸彫り。石としっかり調和して、素晴らしい出来上がりになっています。

丁寧にしっかりと彫られています。隷書体が、丸彫りに合っていますね。

文字も素晴らしい。とてもいい碑です。

お花の供養塔。花屋さんや華道を教えている方たちが建てられたらしいですが、スジ蓮華。見事です。

文字もしっかりと彫刻されています。腕のいい石工さんの作品でしょうね。

善光寺には、本堂の奥に納骨堂も用意されているようです。有名な寺院ですが、価格は良心的に見えるのですが、いかがですかね。お近くの方、あるいは、善光寺に納骨したいという方など。

裏手には、様々な石塔がありました。

有名な方のお墓も。

こちらは、髪結いの始祖という人の碑だそうですが、石碑が見事です。文字が見事に彫られています。いい石碑ですね。

案内板です。藤原の采女亮(うねめのすけ)という人らしいですね。

最後に、先ほどの山門の見学をさせていただいて、山門の上から周囲を撮影させていただきました。

山門から仁王門が見えます。距離が結構ありますね。仁王門も立派です。

左手を眺めると、先ほどの六地蔵さんが見えます。その奥、塔頭寺院。お墓がたくさんありますね。

翻って、善光寺本堂を眺めた様子。今回はいけなかったですが、五重塔があるんですね。これも良く見たかったな。

本堂向かって右手。こちらも今回いけなかったのですが、鐘楼が小さく見えます。こちらもかなり古くて由緒正しいもののようです。

最後に塔頭の墓地。この中も見学したかったな。。。

見どころたくさんで、もう少しゆっくり見学したかったですね。善光寺、もう一度来たいです。