Q023~遺骨って壺から出した方がいい?
墓地管理者の考えを聞いてください
壺から出して、納骨袋に入れ直して納骨する場合と、壺のまま納骨する場合があります。
関西は土に還す、ということをよく言われますが、
実際は、壺ごと納骨もかなりあります。
宗旨宗派だけではなく、お寺、または墓地管理者の考え次第ということが多いです。
確かに土に還したいと思って、壺から出して納骨したいと思っても
ご住職が壺ごと,とおっしゃったら壺ごと納骨となります。
どうして、お寺によって考え方が違うのかというと、
「お墓じまい」が増えていることと関係しているのかもしれません。
一度お墓を建てて、納骨したら、以前ならそれこそ、永代そこにお墓が建っている、
というのが当たり前でした。
しかし、最近はそれが当たり前ではなくなりました。
お墓じまい、お墓の引っ越しが頻繁に行われる今、
そのお墓がなくなり、その区画に新しいお墓を別の人が建てるとなったとき、
以前のお墓の土が残っていたのではあまりいい気分ではない、
というのも納得できます。
そレを防ぐためには、土壌の入れ替えということをする必要があります。
これにはかなり費用が掛かってきます。
そのことだけではない、とは思いますが、
壺から出して、土に還す、という納骨の仕方を避けたいという
心理が作用しているのかな、とも感じます。
とにかく、壺から出すか、出さないかは
墓地管理者に一度問い合わせた方がいいかもしれません。
次の記事も参考に。→→「Q024~遺骨は土に還すべきか、還さなくていいのか?」