Q098~両墓制ってなに?


お墓が二つある古い埋葬の仕方、です。

昔は土葬と言って、お墓に穴を掘って、そこに棺桶ごと
遺体を埋め、土を被せて埋葬しておりました。

その埋葬するお墓の中に、一部の地域なのですが、
埋めるお墓とお参りするお墓を分けていた地区がありました。

人が亡くなったら、Aという場所に穴を掘って埋葬する。
その上には目印として、自然石などを載せておきます。
でも、法事などでお参りするところは
Bという別の場所に石のお墓や墓標を建てて、そっちにお参りする。

そういう風にお墓が二つある地域が全国各地にかなりの数あったようです。
(実際、今も二つのお墓を持っている地区があります)
そういう風な供養の仕方を「両墓制」といいます。
「ウメハカ」と「マイリハカ」の二つということです。

理由ははっきりとはしませんが、
死者を穢れた存在と考え、
ムラからできるだけ離れた場所に死者を埋葬する目的で作ったのでは、
と言われています。

 

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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。