こんばんわ。夜更新の但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
◇(一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
◇ 「地震に強いお墓」施工店
おおきた石材店
昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。

雨が降るかどうか心配だったのですが、一日降らず、お墓の仕上げができました。
(この記事は2019年2月建立のお墓のことを書いています。)

色が素晴らしいんです。写真が少し暗いので、黒みかげ石にも見えますが、グレー系のみかげ石です。
「ZM」とか「リリー」とか呼ばれる石です。
少し以前、小さな夫婦墓に使ったことがあります。
その時は、それほど印象深い石ではなかったですが、今回、届いてみたら、ずいぶん青い。
この、「青い」という表現、あるいは、「濃い」という表現を使いますが、
決してブルーではありません。
ましてや、ディープブルーでもありません。
写真を見てもらったらわかるんですが、石をあまり見たことない人なら、
「え、どこが青??どう見ても、黒でしょ」となってしまうのですが、

石材業者にとっては、特に墓石に詳しい人にとっては、これが「濃い青」と呼ばれる色です。
不思議ですね。
どうして、これが青に見えるかな。。。でも、なぜと呼ばれても、青です。
まあ、それはどうでもいいのですが、

もう少し明るい色の写真なら、なんとなくわかりますかね。少なくとも「黒みかげ石」には見えませんね。
墓石の石の見た目の区別の仕方
お墓の石の色を識別する呼び名ですが、おおよそ、
白みかげ → 青みかげ石(グレー系) → 中間色 → 黒
という風に呼びます。右に行くほど、色が濃い、黒に近い色というイメージです。

このサンプル石で見てみると、このように区分けできると思います。(関西とそれ以外の地域では微妙に違うことがあります)

「白みかげ」と「青みかげ」
「白みかげ石」というのは、色が一番白に近い(でも白ではないグレーに近い)石を白みかげ、と俗に読んでいます。その白みかげに近いけど、少し色が濃い色の石が青みかげ、と呼んだりします。
この白みかげ石と青みかげ石を合わせて、「グレー系」と呼んだりします。
「暖色系の石 」
さらに、全く別系統として暖色系の石があります。それ以外の石とは、色目が少し違って、暖色の色が基本になります。以前はお墓には使われない石だったのですが、デザイン墓などには合うので、最近よく使われつつある石です。おおきた石材店では、デザイン墓を多く建てているので、このサンプルが多いんですよね。
中間色
このサンプル内には、「黒みかげ石」は実はありません。比較的色の濃い、黒に近い石が3つくらいあるように見えますが、この石は基本的に黒みかげ石ではなく、「中間色」と呼ばれる石です。
ただ、関西では、黒みかげ石を利用する機会がすくないので、上の比較的色が黒に近い石も「黒みかげ石」と呼んだりすることもありますが、基本は真っ黒で、白っぽい部分(斑点のようなもの)がほぼない石を「黒みかげ石」と呼んでいます。
ただ、その区分けは微妙で、写真の左の一番黒に近い石は「黒みかげ石」として区分けするのか、という部分はあまり黒みかげを取り扱わない私では判断しずらい部分です。
関西では完全に黒みかげですけどね。
黒みかげ石
「黒みかげ石」の中でも、最高級品と言われる石のサンプルを集めてみました。

1枚目が「黒みかげ石」の代名詞と言われる「クンナム」。

2枚目が北欧スウェーデンで採掘された「ファイングレイン」。

3枚目が南アフリカ産の「ベルファースト」の中でも今は閉山されて、採掘されていないと言われている「スーパーダーク」のサンプルです。
ベルファーストは現在はこの真っ黒の石は採掘されていないようです。少し白っぽい斑点がある石のようです。
さて、この石の区別が出来ますかね。素人の方では、ほぼ不可能です。実は私もあまり黒みかげ石を取り扱ったことがないので、難しいです。
「色目での区別」は区別が難しい
黒みかげ石の範囲が違ったり、暖色系の石の区分けがあいまいだったりして、この呼び名での分け方は、「石材店目線での見た目の分類」だと呼んでいいです。石材店同士で、あるいは業界内での呼称の仕方で、あまり一般の方にこのような呼び方を使うべきではない、と思います。誤解を招きやすいので。
石の粒子の大きさでの分類
また、その模様の粒子の細やかさで、
大目 → 中目 → 小目(細目) → 糠目
という表現をしたりします。
大目の石
大目というのは、目が粗い、大きい石のことで、墓石に使う石としては、あまり多くなく、最近ではごく限られた石のみです。比較的、建築材として使われることの方が多いイメージですね。

右の石は瀬戸内産の「犬島石」と左は関東、茨城県産の「稲田石」です。どちらの石も墓石として使われますが、磨き加工ではなく、叩き加工とか切削加工で使われる場面が多い。自然に近い石を利用するイメージの石です。

こちらは「坂戸石」関東の石なので、どういう風に使われるかあまり分かりませんが、大目に分類してもいい石だと思います。
この大目の石は関西ではあまり多くなく、基本中目、細目(小目)、糠目という分類が多いです。なので、この手の石が「大目」として分類されているかどうかも微妙で、採掘された時点で、それ程目が大きくなければ、中目と判断されたりということもあるのかもしれませんね。
中目の石
関西で和型の石はほとんどがこの「中目」と「細目」に分類されていて、有名なのが、庵治石。庵治石は中目と細目、一部糠目に近い石があるようですが、大島石は明確に分類されていないのですが、基本、「細目」ですが一部、目の大きい「中目」の石もあるようです。

中目としては代表的な「やさとみかげ」です。この感じの石は関西にも多くあり、一番なじみの多い石です。青木石、一部の大島石、天山石もここに分類されると思います。
小目の石
特級品に分類される一部の大島石や庵治石などがこのカテゴリに入ります。

この写真は、関東の石、真壁小目と呼ばれる石です。色の濃い、いわゆる青い石として、「真壁青小目」と呼ばれることも。庵治石などもこのカテゴリです。
そして最後は
糠名の石
最も細かい部類の石が「糠目の石」です。ほとんどが高級墓石となります。

庵治石のサンプルですが、庵治石でも糠目と呼ばれるのはごく一部だと思います。最高級品の部類ですね。
見た目の比較
この区別の仕方では、それぞれの違いが分かりずらいと思います。

それぞれ、大目、中目、細目、糠目で比較してみます。

石の名前はこちらです。

最初に紹介したお墓の石はインド産の小目から糠目に近い、目の細かい石です。
このくらいの細かい目の石で比較的リーズナブルなので、おススメです。
また、この石でお墓を建ててみたいですね。いいお墓を建てさせていただき、ありがとうございました。
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