Q246~2重台?3重台?名前シリーズ②
和型のお墓には、2重台、3重台があります。台が二つか三つかという違いですが、
こちらは、3重台。上から、上台(うわだい)、中台、下台と呼びます。下台は俗に芝台とも言います。その名前の理由はよくわかりませんが、芝の上に建てるから、かな。
関西では通常4つの石を組んで作成します。が、最近は地震対策などで芝台(下台)が一つモノにしたりします。ただそうなると、非常に重たいので、カニクレーンがないと施工できません。ですからどのような墓地でも、というわけにはいきません。
こっちは2重台ですね。写真がすぐに出てこなかったので、天理教の信者さんのお墓ですが、さほど違いはない、と思われます。2重台は遺骨が土中(土の中)に納まるように設計されています。
一方、3重台は4つの石を組んだ、と先ほど言いましたが、その組んだ石の真ん中に収まる構造です。関西の一部納骨だからこそですね。全骨では到底入りません。
ちなみに、墓相のお墓では、2重台のお墓しかありません。3重台はあり得ません。墓相のお墓に3重台は、「なんちゃって墓相」の可能性が高い気がします。この理由もおそらく推測できます。
和型のお墓のほとんどがこのどちらかですが、一部、例外があります。