お墓の解体から学ぶこと~施工の難しさ②
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おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店の大北和彦(stoneman-ohkita)です。
晴天も二日しか続かず、今日は雨の朝です。
そろそろタイヤ交換もしないとまずいな、と。
そろそろ本格的な雪が降りそうです。
さて、昨日の続き。
この舞台の下の部分。
柱とそれを繋ぐ板石、細い、薄いと思いませんか?
この厚みです。
かなり薄いですね。理由は前回と同じ理由だと思います。
でも、これでは十分上のお墓の重みを支え切れるのか、
不安です。
上と下の石は金具では止めてない(接着剤のみ)ので、
多少、力を掛けると簡単に分離してしまいました。
そして、最後に一番下の地回り石です。
基礎コンクリートの上に最初に置かれる石ですが、
この石のみ金具で止めてありますが、ほとんど効果がない気がしますね。
簡単に割れてしまうし、基礎と石も固定されている状態ではなかったです。
この部分も十分考慮して施工しないといけないなと
気付かされました。
基礎コンクリートも全部解体して、完成しました。
今日の解体で気づいたこと。
〇 石には厚みがある程度必要。
〇 石同士はできるだけ金具+接着剤を併用すべき
〇 接着剤も3ミリ厚を確保して、量も十分に
〇 その3ミリ分をしっかりとシールする
〇 石と基礎コンクリートを固定する部分は気を付ける
考えていたことがある程度実証されて、
いろいろ勉強になった解体でした。