Q027~お墓の中の骨壺が一杯になったら?

いくつか方法があります

普通、納骨スペースには4柱~8柱くらいの骨壺が入るんじゃないのか、と
思います。
それが一杯になることは、あまりないのかもしれませんが、
でもそれでも、いっぱいになることもあるかもしれません。

通常、その場合、古いご先祖様のご遺骨から
(上げ法事が済んだ場合が多いですが。。。)
壺から出して、その地面に遺骨を出していく。
家族内合祀、ですね。(一つ目の方法)

これは、ひとつ条件があって、
墓地内の納骨スペースがコンクリートではなく
土であることが望ましいですね。
土に還らないですから。

第二の方法。
これは墓地を作る時点で検討、施工しておかないといけないのですが、
納骨スペースを広めにとる。
例えば、関東のお墓などは骨壺が大きいこともありますが、
骨壺が一杯になったら、家庭内合祀をするために
納骨スペース内を分割して、一番下、底は家庭内合祀用の土。
その上に1段、2段仕切って、骨壺を安置できるように棚を用意。

そして、第三の方法。
墓地がある程度広いこと、費用を負担できること。
が条件ですが、
墓地内に「家族専用供養塔」を設置する。
良くあるのは、五輪塔を新規に施工。
そこに50年を過ぎて、上げ法事したご先祖様を
そちらの五輪塔に移し、壺から出して家庭内合祀する。
家墓と供養塔をお墓に建てる。
田舎ではよくある方法ですね。
浄土真宗以外では、できる方法です。

第四の方法。
お墓自体が広くなくて、供養塔が建てられない、場合。
お墓をリフォームして、納骨スペースを広げて、
沢山の骨壺を安置できるようにする。
けっこうな費用が掛かりますが、こうすると
いっぱいになる心配はない、のですね。

第五の方法。
それほどの費用が掛けられない場合。
分骨する、という方法。
大きめの骨壺から一部を取り出して、残りを別の場所に納骨してもらう。
その一部の遺骨のみ分骨用の小さめの骨壺に移し替えす。
この小さなサイズの骨壺ならかなり入ると思います。
残りのお骨はどこへ納骨してもらうか。
そのお寺に合祀堂(供養塔)があれば、そこに納めてもらう。
それがないなら、宗派の本山へ本山納骨。
ほとんどの宗派の本山が比較的安い費用で納骨を受け付けています。
そちらへ納骨してもらう。
さらに、関西なら大阪一心寺へ、という方法もあります。

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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。