【戒名、年齢の間違い】お墓の文字の間違い
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店の大北和彦(stoneman-ohkita)です。
昨日は休日でしたが、すごく遅れぎみの見積書の作成、
2件作成して、やっと追いつきました。
これで、肩の荷が半分降りたかな。。。(^_^;)
今日から山の中のお墓の引っ越し作業に入ります。
上手くできればいいのですが。。。
ところで、
「お墓の引っ越し」だとか、
「お墓のリフォーム」だとかで、
最近、結構ありがちなのは、
ご先祖様のお墓のうち、比較的古いお墓を片付ける(お墓じまいする)
「お墓のシンプル化」ですね。
〇献花の数を少なくできる
〇花立の筒の数が少なくできる
〇お墓そうじが比較的楽になる
などのメリットがあります。
このお墓のシンプル化のリフォームには賛否両論あるのかもしれませんが、
お墓とは「お参りする人のための施設」だと思いますので、
お参りしやすくすれば、お墓参りの敷居が低くなる意味でも私は推奨しております。
で、ですが。。。
この場合、ご先祖様のお墓がなくなるので、その戒名等をどこかに刻まないといけません。
なので、
通常、戒名碑などに刻む場合が多いですね。
そこで多いのが「文字の違い」です。
お寺、あるいはご自宅の仏壇にある「過去帳」というものがあります。
その家族で記録に残っているすべての方の戒名(法名)が書かれているものです。
その戒名の文字とお墓のご先祖様の刻んである文字とを照らし合わせて
新しいお墓に刻む文字を作るのですが、
これが結構違っているんですね。
例を示しますと、
お墓の文字
旧字ですが、「誉」という文字。
過去帳だと、
文字の上の部分が略字になっていますね。
お墓の文字がこちら。
過去帳がこちら。
どちらも旧字と略字(新字体)の違いです。
比較的多いのが、
お墓の字が旧字体で、
過去帳、位牌の文字が新字体(略字)という場合多いですね。
あと多いのが、
文字の違いではないですが、
「〇〇信士」とかが「〇〇居士」と戒名自体が違う場合。
途中から戒名が変わった場合ですね。
どちらかが間違えた、ということではないんですよ。
こういう文字の違いが結構ありますので、
「お墓」「過去帳」「位牌」をそれぞれ見比べて
文字(戒名だけでないです)を決定していきます。
ご先祖様も自分の名前を間違えられたら、気分のいいものではない、
そう思いますから。