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    【お墓のリフォーム、移転】見えない作業が必要

    古いお墓の移転、リフォームって、思ってもいない費用が掛かります。

    ◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
    ◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
    (一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
    ◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
    ◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
    ◇ 「地震に強いお墓」施工店

    おおきた石材店

    昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。

    目次

    昭和の時代のお墓の建て方


    昔のお墓(昭和の時代)は石の上に石を乗せるだけの施工でした。
    少なくとも、兵庫県北部は大体そんなものでした。

    なので、石同士が接する面は独特の加工をしている場合があります。

    DSC_0009

    こちらのお墓。

    手磨きの加工で、おそらく50年以上昔のお墓だと思います。(建立年が彫ってないのですが、予想だと昭和20年代かと)。この下の面。

    DSC_0010-2

    この赤枠がしてある面ですね。
    なんだかガタガタですが、施工しやすいように中心部をえぐってあるんです。
    今の機械加工ではなく、手で加工しているので、まっすぐな面を作るのが難しいのです。
    この中の一部でも下の石と当たる部分があると、不安定になり、倒壊しやすくなります。

    ですから、特殊な加工を施していました。

    古いお墓は設置面の特殊加工が

    DSC_0010-3

    (汚い写真ですいません(^_^;))

    赤線の枠部分はえぐって、下の石とは当たらないように加工します。そして、青線の部分だけ下の石と当たるように加工するのです。そうすることで、しっかりとお墓の石が安定するわけです。
    こういう加工を専門用語で、「二番を落とす」と言いますが、こういう加工してあるお墓が当時はほとんどでした。
    まあ、丁寧な加工のお墓といえるでしょう。

    ですが、これを現代の施工で建てようとすると、このままでは、難しいのです。

    地震に強いお墓にするには、広い設置面が必要

    このガタガタの下の面をまっすぐな面にしないと「地震に強い施工」が出来ません。必要以上に接着剤が必要になる点と、接着が十分にできているかが不明になってしまいます。なので、通常、こういう場合、少しカットして、平らな面にします。

    すると、別の問題が判明!!

    下の部分、蓮華彫彫刻が施してあるので、
    あまりたくさんカットできません。

    DSC_0016

    Aの幅とBの幅はほぼ等しい幅でデザインしてあります。ところが、裏面をカットしてしまうと、Bの幅が狭くなり、バランスが悪くなります。見た目があまり良くない状態になるのです。

    なので、研磨作業で、平らに直すことにしました。研磨作業で平らにするのは、手間と時間がかかりますが、ごくわずかな厚みでも削れるので、こういった作業には、よく使います。

    それから、あともう一つ懸念材料が、

    この部分(黄緑の部分・欠損部分)、どうやら接着してありそうなんですよね。
    さて、どうする。。。(^_^;)

    研磨(磨き加工)で削ります

    昨日の竿石。加工していきます。
    まずは、ひっくり返して水平に立てます。

    頭がまっすぐな形ではないので、建てるのも一苦労。。。(^_^;)
    しかも横の面も手磨きなので、水平をどこで取ったらいいのか??

    長年の勘で、やります。

    研磨盤の一番目の粗い番手で平らかにしていきます。
    まだ、凸凹がありますが、この程度なら問題ありません。接着剤を使用することが出来ます。

    隅っこはやっぱり接着してありました。簡単に取れてしまいました。

    さて、この隅をどうするか。。。

    竿石はできましたが、その下の台石も。。。

    台石の裏面加工

    竿石(文字が彫刻してある石)だけではなく、その下の台の石も加工します。

    この写真の面が裏側の面(下の石と接する面)。ずいぶん凸凹です。上の竿石と同じ加工が施されております。

    上と下を逆にしております。

    こちらの石には、彫刻がないので、ある程度カットしても大丈夫そう。。。まずは、切削機でカット。

    さらに、平らに修正するため、研磨作業にて、平面を作ります。

    かなり古い石なので、石自体にサビ?なのかどうかわかりませんが、大きく変色しておりますね。
    石の年月を物語っております。

    これで、施工の準備完了

    さあ、やっとこれで、移転工事の施工の準備完了。

    どうですか。
    古いお墓の石の場合、簡単に建てる、というわけにはいかない、ということお判りいただけたでしょうか。
    古いお墓の移転、リフォームで一旦解体して、立て直すというとき、解体したら、そのお墓の全てがわかります。
    そして、その古い施工のいろいろなものが現代に合わない部分が出てきて、それを今の手法でやり直すのに、いろいろな手順、加工が必要なのです。

    時として、「全部新しく建てる方が安くできる」場合はよくあります。ですが、それは、誰でもできますし、いつでもできます。

    逆に、ご先祖様が大切にされてきたお墓の石をすべて無くすことになってしまいます果たして、それでいいのでしょうか?

    ご先祖様が大切にしてきた、お墓の石を残す

    その方法を模索するリフォーム、移転をお勧めしています。

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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