田中家お墓物語①~田中さんとの出会い
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店のカズ(stoneman-ohkita)です。
今現在、ご遺骨をお持ちで、その行き先をお探しの方、あなたに一番あった安置先を探しませんか?
そのお手伝いをいたします。
お問い合わせは、こちらから。
しばらく、更新をお休みしておりました。
いろいろありまして。
が、新たに心機一転、再開いたします。
お盆前の8月12日、引き渡しが終わり、やっとこのお墓を田中さんにお渡しすることが出来ました。
ホントに長い間、田中さんとご家族と私で、いろいろあって出来上がった「田中家のお墓」が完成しました。
その経過は、非常にいろいろありまして、それをこのブログで「田中家お墓物語」として、しばらく連載させていただきます。
その第一回です。
ある日、電話が掛かってきたんです。
「納骨できないので、何とかしてくれませんか?」と電話にて。
どうやら、うちで建てたお墓ではない様子。かなり古いお墓だとのこと。
そこまで聞いて、おおよそのイメージはできました。墓地も比較的近くの寺院様の墓地です。
こんなお墓でした。
下の舞台の部分はコンクリート製のようです。
実際見てみると、なるほど。。。予想よりも。。。
でも、
お墓をかなり大切にされているのは、すぐにわかりました。
水鉢をどけると、このようになっておりました。
お墓に水を掛けると、この中に水が入るようで、それも「何とかしてほしい」とのことでした。
中に骨壺が二つ入っていたんですが、どうやって入れたんだろう。。。
そう思った記憶があります。
納骨口を広く、というより、壺が入るように丸く開け直して、
出しやすく加工しました。
やっと、骨壺が出せるようになりました。
更に、
お墓に水を掛けると、構造的にお墓の中に水が入ってしまうので、
シールして、完成。
納骨の時は、そのシールを切ってしなくてはならないのですが、
そうしょっちゅう納骨する機会もないだろうとのことで。。。
ちょっと意外だったのは、水鉢のみ、庵治石だったこと。
む、どうして??
舞台の部分はコンクリート製、お墓本体は地元の石、玄武岩系の石。、水鉢のみ庵治石。
花立の石はおそらく中国産のみかげ石。
何か謂れがあるのでしょうね。
とりあえず納骨口のみ大きくして、納骨は無事終了しました。
それでお墓の工事は終わったと思っていました。
それからしばらくして、また田中さんから連絡が。。。
私はこの時まで、田中さんのことを普通の方だと思っていたのかもしれません。。。(つづく)
②田中家お墓物語~田中さんとの再会
③田中家お墓物語~自分で確認しなくては。。。
④田中家お墓物語~五輪塔なら当然。。。
⑤田中家お墓物語~庵治職人の技
⑥田中家お墓物語~やってもうた!!
⑦田中家お墓物語~彫刻式です
⑧田中家お墓物語~お墓の”完成”<最終回>