M家リフォーム①~軟弱地盤の対策
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店の大北和彦です。
今日は、最高気温予想が35度とかいう、嫌な噂が飛び交っておりますが、
単なる噂でしょうね。。。5月だし、ありえんね。。。
というわけで、昨日、順調にM家のお墓工事が進んで、第一弾、完了。
はい、この当たりをまず、お墓とか、戒名碑とかを全て撤去して、
コンクリートの基礎を施工します。
撤去は割とスムーズに終了。
が、その後に問題が!!
この当たり(赤のダブル線のあたり)もコンクリートするので、掘ってみたら。。。
非常に軟弱地盤。畑の土のような感じです。でも、これは以前別の墓地でも経験済み。踏み固めようにも、どんどん柔らかくなってしまって、ふにゃふにゃで全然固まらないので、土自体を取り去って、砕石等に入れ替えて、固めるという手法を取りました。そうこうしているうちに、ど真ん中のちょうど戒名碑が建っていた部分、15センチ程度のコンクリートの塊があって、しかも割れない。。。(^_^;)
四苦八苦。。。これでずいぶん時間を取られた。。。
予想ですが、非常に軟弱地盤だったので、このお墓を建てた石屋さん(すでに廃業されてます)が墓石が乗る部分だけ、しっかりコンクリートを敷いて、何とか傾くのを防ごうとしたんでしょうね。当時、この兵庫県北部では、かなり良心的な工事だと思います。ですが、現在はしっかりと地盤の柔らかくて、硬くならない土は砕石と置き換えて、広い面積をコンクリートを打って基礎として、全体で傾きを防ぐという手法を取ります。
この古い基礎コンクリートも全面的に撤去します。でもなかなか強力で、電動工具では無理があるな。。お墓本体の撤去が待っているので、その時はエア工具を使用します。。。(^_^;)
暑い中でしたが、基礎コンクリートをうつまで行きました。有難いです。
豊岡は盆地で、昔は沼だったと聞いております。あまり地盤が良くない場所が多く、50センチ掘れば、水が出てくる場所も多いです。柔軟に地盤に対応しなくては、お墓の基礎はそれこそ、「お墓の礎(いしずえ)」ですから、大事なんですね。傾いてからでは、手遅れです。
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